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shk.kn
左右なし
口調迷子
監禁要素あり
※ご本人様方とは何の関係もありません
kn「シャーーケ!何してんの?」
ばっと後ろに飛びついてくる彼は俺がスマホを触っていることに気づくと眉をムッと少しひそめた。
「別になんも。ただスマホ触ってただけだよ」
kn「何?誰かと話してたの?」
「話してない」
kn「…ほんとに?」
「俺にスマホ見せれる?」
「うん見せれるよ」
kn「…じゃあ信じるけどさ…」
と、少し不満げに納得した彼は俺の目の前に来て大きく手を広げて俺を待っていた。
恥ずかしい気持ちはあるけれど、俺がいかないと彼は不安になってしまう。
そうなると大変なことになると分かっているから彼の胸へゆっくりと飛び込む。
すると、彼は嬉しそうに口角を上げたように感じた。
優しく、それでいて強く抱きしめてくれる彼の腕、体にとても安心する。
kn「…シャケ、大好きだよ」
「俺も」
…こうなったのは約半年前から。
彼と付き合ってしばらく経ってから、彼が少し不安定になってしまった。
やっと俺を手に入れられた。という気持ちと、俺が誰かに取られてしまうかもしれない。という気持ちで色々考え込んでしまっていたらしい。
俺や他の人にバレないようなんでもないフリをしていたけれど、ずっと好きだった彼のその違和感に俺が気づかない訳がなかった。
俺が他の人と距離が近いから…
俺が他の人と遊ぶから…
俺が他の人と話すから…
全てに対して嫉妬しているみたいだった。
それを彼の口から聞いた瞬間、やっと彼が俺のものになってくれたような気がした。
彼の意識を俺に向けてから、沢山沢山努力した。
彼に恋愛対象としてしっかり見て貰えるように…
依存して貰えるように…
俺がいないと生きていけないように…
案の定、彼は俺の想像通りに動いてくれたし、思っていたよりも俺の事を好きになってくれていた。
彼が嫉妬したと伝えてくれる度に俺の胸に沢山の水が溜まっていくような感じがした。
とくとくと彼が沢山の愛…甘い水を注いでくれる。
でも、彼は先程も言った通り俺が思っていたよりも俺の事を好きになってしまった。
気づけば俺は監禁状態。
今いるこの部屋…きんときの部屋から出ることは許されない。
足枷が付けられており、ベットと繋がれている。
そしてその鍵は彼が持っているけれどどこに隠しているのかは検討もつかない。
彼から一生逃げられない。
…なんて贅沢なことをしてくれるんだろう。
監禁されて嬉しいだなんて彼には言えない。
気持ち悪がられてしまったらどうしたらいいのか分からない。
だからあまり表には出さないように気をつけている。
そして彼は俺にスマホは持たせてくれている。
人との連絡手段も特に消されておらず、いつでも助けが呼べる状態。
一応、彼も俺のスマホの中身はパソコンから見れるようにはしている見たいだけれどそんなことをしなくても俺は彼から逃げないのに…
やっと好きな人から向けられている好意を俺が嫌がるわけないでしょ。
「…きんとき、俺をひとりにしないでね。」
kn「当たり前でしょ。絶対離してあげないから。」
…大好き。
最後まで見て下さりありがとうございました🙇🏻♀️