テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
⚠️びーえる、じーえる⚠️
♡┈┈┈♡┈┈┈♡┈┈┈♡┈┈┈♡
ひかりside
みんなが居なくなってどれくらい経ったでしょうね。他の人にあっても一度きり、それからは二度と会えない。
でもいいよ。だってあたしにはいのりが居るもの。
私たちは地上から離れる高めのマンションで寝泊まりしてる。こういう所に居れるし、こんな世界も悪くない……?そんな事ないか。
さ、そろそろいのりを起こそうか。今が何時なのかも分からないけれど。多分朝。
「 いのり、起きて 」
布団を捲っておはようと声を掛ける。いのりは丸くなって、
「 あとごふん…… 」
なんて、定番の台詞を言う。
「 時計もないのにどうやって
5分測るのよ 」
カーテンを開ける。別に光は入ってこない。何時までも夜。
目を擦りながら起き上がるいのりにおはようともう一度。すると返事が帰ってくる。
「 おはよ…… 」
…昨日もあまり眠れなかったみたいね。
♡┈┈┈♡┈┈┈♡┈┈┈♡┈┈┈♡
「 お腹空いた…… 」
「 そうね… 」
昨日集めた缶詰。缶切りを使って開けていのりに出す。
「 …今日はパンの缶詰か〜 」
「 これ、美味しいわよね 」
「 うん。 」
こういう時間が幸せ。今ならもうあたしとこの子の間を邪魔する人なんて居ない。いい世界。……太陽はさすがに欲しいけれど。
「 ……ノック音? 」
「 きっと海都達ね。出てくるわ。 」
早いわね。もっとこの時間を堪能させてくれてもいいのに。
「 今出るわ。 」
ドアを開ける。にこやかに笑う海都と、頬を抑えているあつみ。
大方予想は着く。
「 海都…その首の赤いの。あの子に見せないでよね!そんなの 」
「 ……ごめんね、付けるなって言ってるのに…… 」
「 愛の印 」
なんて言ってドヤ顔のあつみ。
「 また叩かれちゃうわよ。 」
「 それは愛の鞭かな? 」
「 何でもいいわよ。
そろそろ行くのよね 」
「 そうだね 」
「 ひかりをつれてくるわ。 」
「 はーい 」
もう着替え終わっているひかりの手を引いて外に出る。
♡┈┈┈♡┈┈┈♡┈┈┈♡┈┈┈♡
そと、寒くも暑くもない。なんにも感じないお外。
月明かりを頼りに歩く。懐中電灯は室内だけよ。でんちがもったいないわ。
「 いのりちゃんおはよう。 」
「 うん、おはよ。 」
会話をしながら食べ物がありそうな場所を回る。
あのビルとかどうかしら、提案してみましょうか。
「 あのさ、 」
声を掛けようとする。3人で仲良さそうに話してる。
……駄目ね。あの子が他の子に傾くなんて思わない。…でも、不安になっちゃう。自分にはこんなに独占欲があったなんて。びっくりしちゃうわよね。
いのりの方に駆け寄り、手をぎゅっと握って
「 彼処、食べ物ありそうじゃない? 」
と。
「 そうだね。彼処行ってみようか。 」
……ごめんね。皆
♡┈┈┈♡┈┈┈♡┈┈┈♡┈┈┈♡
海都side
建物はまだ意外と綺麗。
……ひかりちゃんは意外と、その愛が重めなんだね。
俺視点、いのりちゃんがひかりちゃんに依存しているって思ってたけど。
違うのかもね。
「 海都 」
「 …何?」
あつみは小さい。上目遣いで話すけど、可愛いとはたまに思うけど。…これが好きなのかは分からない。
でも…首の痕を付けられた時。ううん。それ以外の時でも、悪い気持ちはしなかった。
「 俺さ、一寸探索空木と行ってくるわ。 」
ひかりちゃんと?どうして……
「 此処服屋あるんだとよ。海都は服興味ないだろ?」
嗚呼、服屋さん……
「 黒瀬と食べ物探しててくんない? 」
「 ……分かった。 」
確かに、洋服には興味無いんだよね。
あつみにどう?とか聞かれても答えに困る。
いのりちゃんと2人か……
♡┈┈┈♡┈┈┈♡┈┈┈♡┈┈┈♡
「 じゃあ行ってくるわね。
いのり、何かあったらすぐ叫ぶのよ。飛んでくるから。
海都、いのりになんかしたら許さないからね。 」
「 当たり前だよ。 」
「 じゃ、あつみ行きましょ。 」
「 うーい 」
……さて、二人とも行っちゃった。
…………今日はどんな会話振られるかな……
「 ねぇ 」
来た…………
「 豚に真珠ってどう思う? 」
訳が分からない。
「 ……勿体ない……とか? 」
「 否、馬に念仏ね。 」
あああぁ、訳分からない!
語感の良さで話してるだろ。
「 私、割と犬好きなのよね。 」
どこから犬は出てきた?
「 そっか。…可愛いよね。 」
「 可愛さじゃないわ 」
「 じゃあ何? 」
「 食欲よ。 」
「 あ、彼処一杯缶詰あるよ 」
「 なんの話? 」
君がね?
缶詰を入るだけ袋に詰めていのりちゃんを連れて集合場所へ。
♡┈┈┈♡┈┈┈♡┈┈┈♡┈┈┈♡
あつみside
「 なぁ、この服可愛くね!? 」
「 あら、アンタにしてはいい趣味してるじゃない。 」
「 あ、この服、海都に似合いそう… 」
「 持って行ってあげたら? 」
「 うん…! 」
こいつは会話になるだけマシ。黒瀬より全然。
彼奴とは2人になりたくない。…海都には悪い事した。
「 ねぇ 」
「何 」
「 …あたし、無理矢理はよくないと思うわ 」
は?
「 …なんの話し 」
「 昨日、声が聞こえたの 」
「 無理矢理?ほんとにそう思ったか? 」
「 えぇ。 」
「 違うね。彼奴は嫌な時は意外とはっきり断る。手も出る。 」
「 でも俺には違う。本気で嫌って訳じゃない。 」
「でも朝叩かれてたじゃない 」
「 あれは違うんだよ。 」
数秒沈黙が続いたあと、すごい音がした。その先に向かったんだ。
…その方角は集合場所だ。
♡┈┈┈♡┈┈┈♡┈┈┈♡┈┈┈♡
ひかりside
いのり…大丈夫かしら。
心配で心臓が出てきそう。
少しの異臭がした。
煙が晴れると、銃を持った海都と、傍で袋をもったいのりが居た。
良かった…
「 いのり、大丈夫? 」
抱きしめながら。いのりの香り、落ち着く。
…いまあたし変態ぽくない…!?勘違いしないで〜…
「 大丈夫。海都君が守ってくれたから… 」
「 そう、良かったわ。」
あっちもあっちでなんか話してる。
「 危ない事すんなって、隠れてろよ 」
「 いのりちゃんが危なかったから。 」
「 …これからは気をつけろよ… 」
心配してる。彼奴はどうしてこういう時はそんなツンツンした態度になっちゃうのかしらね。
「 …心配してくれるの? 」
「 当たり前だろ 」
「 …ふふ、優しいねー 」
あー、また弟扱いしてるわね。そういうのがあの子を苦しめてるって…
でも…海都だって分かんないのよね。色々。
皆分からない事だらけよね。
♡┈┈┈♡┈┈┈♡┈┈┈♡┈┈┈♡
ー女子組部屋ー
「 ひかり…好き 」
ベットの上で足も絡めて、手を繋ぎ、鼻先が触れそうなほどの距離で。
「 …あたしも好きよ。 」
「 …キスしていい? 」
「 …良いけど… 」
頬を赤らめながらもキスを待っているひかり。
嬉しそうにしながらそっとキスをするいのり。
「 …長いわよ。 」
「 大好きだから仕方ないね。 」
「 … 」
今日一照れてる。
「ねぇ、今日もシないの…? 」
上からのしかかって見つめる。
髪を耳にかける仕草が色っぽく見えちゃう。ひかりは頬にそっと手を触れて軽く口付けを。
「 今日は夜更かししちゃいましょうか。 」
「 …なんかえ×ちな言い回しね 」
「 …そんな言い方したかしら 」
ふふと笑いながら二人の世界に…..
♡┈┈┈♡┈┈┈♡┈┈┈♡┈┈┈♡
ー男子組部屋ー
「 あのさ 」
「 何 」
「 好き 」
「 …有難う…… 」
「 違う 」
「 …恋愛対象として… 」
「 あのさ 」
「 …どうしたらいいの? 」
「 え? 」
「 そんな事毎日言われても分からない 」
「 え 」
「 何? 」
「 分からないって… 」
「 …好きなの? 」
「 好き…..好きだけど…恋愛としてなのかは分からない。 」
「 …じゃあ、何処まで出来るか試せばいいんじゃない! 」
「 俺、名案かも 」
「 否、迷案だわ… 」
「 じゃあまずハグでしょ 」
「 ハグなら… 」
「 じゃあキス! 」
「 …否一寸まって… 」
「 …おけ、多分行ける 」
「 だいぶ迷ったね 」
「 じゃあしていい? 」
「 …うん….. 」
「 …..なんか、はずかし…」
「 …可愛い…ねぇ、可愛いんだけど… 」
「 もっとしたい… 」
「 否、今日はもう… 」
…此方も二人の世界に入ってしまいました。
終
.
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!