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第2話 少女
「はぁっはぁっはぁっはぁ…」
草むらの中を息を切らした何かが駆け抜ける。
「はぁ…はぁ……」
バタッ
死んだ様に倒れたのは、
一人の少女だった。
「嗚呼。ここかい。」
そこへ、緑の魔女が来た。
通りすがりとは思えない程、ぴったりなタイミングで。
魔女は少女に近づき、こう言った。
「お嬢ちゃん、まだ起きて居るんだろう?」
「…えぇ」
少女は小さな声で話した。
それでも魔女には聞こえていた。
「お嬢ちゃん、だいぶ弱っている様だね。私の家に来ないかい?」
「行…く…」
そのまま少女は眠りについた。