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春咲は暗い部屋で目を覚ます、ここはどこだと周りを見渡すとフードを被った男が椅子に座っていた、さっきの男だろう

「あ、起きた?おはよ!」

フレンドリーに話す男に春咲は冷たい目線を向けると男は椅子から立ち上がり春咲の元へ歩いて行く

「そんな冷たい目で見ないでよー!悲しくなっちゃうよー?」

その男の口角は下がらないままだが、だからこそ恐怖を感じる物だ

「…自分を攫った人に優しい目で見れると思います?」

「まーだよねーそうだ自己紹介がまだだったね、俺は雷光雲[らいこうもく]能力はねー電気だよ!」

「簡単に情報を渡していいんです?これでも敵ですし」

春咲は変わらず冷たい声のトーンで話す

「だいじょぶだいじょぶ!だって、君は帰れるかもわかんないんだし!」

そう、こんな感じでも彼は強いのだ、少なくとも気配を消し、春咲を攫えるほど

「…ポイズンフラワー」

春咲がぼそっと呟くと周りに毒々しい花が咲き乱れる、春咲は走ろうと立ち上がる

「駄目だよー逃げちゃ!」

雷光は電気のような目で追えない程早い光を春咲に向かって放つ、その光は春咲の体を蝕み、内臓が焼けるほどの激痛を放った、春咲は床に倒れ込んで血反吐を床に吐いた、そんな春咲に向かって雷光は歩き、フードを取った、瞳と髪が青と黄色のグラデーションに輝く、星の様な目を春咲は変わらず見つめる

「えーもう終わり?もっと楽しめそうだったのに…残念だなーまぁいいや」

雷光は手を春咲の顔にかざし、光を放った


「スノ、春咲は…?」

走る水谷とスノの姿が月に照らされる、満月が雲に覆われて辺りが真っ暗になった時スノは一つの建物の前に座った

「ここに…居るのか…?」

水谷は息を切らしながらスノに話掛ける、スノはコクッと頷いて走ってしまった、水谷は建物の前に立ち、深呼吸をして裏口に回りドアを開けようとする

「あらこんにちは、何のご用件でございますの?よかったら教えてくれないかしら?」

水谷が振り向くと暗い紅色の髪を下の方で結んだ赤い瞳の浴衣姿の美しい女性が立っていた

「…この建物に緑髪のサイドテールの女子が居るはずなんだが、心当たりはあるか?」

「あらら…その件ならばなんと不運な…誠に残念ですが、私の美しい紅色になって頂けますか?」

その女は紅色の浴衣から真っ赤に染まった扇子を取り出して広げた、染まった跡が残っている扇子を水谷に向けて振るい斬撃を飛ばす

「残念ながらお断りだ、俺はまだ死にたくないんだ」

そう言って斬撃を避ける、なぜあんな武器で斬撃を飛ばせるのか水谷は不思議だった、あの武器はただの扇子のようだ、だから能力だと水谷は気づく

「能力は斬撃…と言っても飛ばすだけか?」

「あら?まぁバレてしまいますわよね、そう言う貴方は確か…水谷楓、能力は水ですわ」

水谷は驚きを隠せなかった、調べられたのか、または情報が渡ったのか…

「まさか調べたのか?そうとう俺らを敵として見てるようだな」

「まぁ邪魔者の尻尾をいつでも掴めるようにね?当然ですわ」

彼女は扇子で口元を隠してふふっと笑った

「申し遅れましたわ、私は鬼斬紅[きざんべに]と申しますわ、以後お見知りおきを」

そう言って鬼斬の不思議な瞳は水谷をじっと見つめる

「鬼斬か、見た目にあう名だな、だが容赦はしない」

水谷はそう言って技を放つ

「紅と呼んでくださいまし、鬼斬と言う名はあまり好きではありませんの」

そう言って鬼斬は扇子を振るい攻撃を防ぐ

「早く行きたいんだけどな…」

水谷はぼそっと呟いて鬼斬に攻撃を仕掛ける


雷光は春咲に向かって光を放った、煙がモクモクと立ち上がると雷光はその場を離れようとする

「…一度見たのでそのぐらい防げます、守りきれたら私の勝ちです」

春咲は煙から身を出した、よく見ると花の壁が地面から生えている

「あっはは!いいねいいね!面白くなりそうだね!もっともっと!」

雷光は笑いながら光を春咲に向けて放つ、何発も何発も放ちながら笑い続ける、

「フラワーウォール!」

春咲は自分の身を隠す程の壁を作り、雷光が放った光を全て塞いだ、

「隠れたって無駄だよー!いつかそれ燃えて無くなっちゃうよ!」

雷光はずっと電撃を放っている、次第に辺りは煙に囲まれる

「…そうですね、これもすぐ壊れるでしょうし」

「早く出て来なよー!また血を吐かせてあげる!」

煙で建物の中が真っ白になる、近いものしかはっきりと見えない程まで囲まれる、

「いい加減出て来たらー?めんどくさいんだけどー」

辺りはシーンと静まり返っている

「なにー?無視するのー?酷いなぁ…」

雷光が諦めたように手を下に降ろす

「居場所がバレない為ですよ」

春咲の声は雷光の耳の元で囁かれる、雷光が急いで振り向こうとした時にはもう遅く春咲の強い蹴りが顔に直撃した、雷光はすぐに電撃を放つがその先には居ない、春咲は雷光から離れた所に着地して、また近づく

「自分で目眩しを作るなんて、近づいてくださいと言ってる物ですよ?」

「やっぱり面白いねぇ!僕が攫った人だもんね!もっと楽しませて!」

次回 episode8 ピンチ






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