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窒素「……迷子、だな」
炭素「マジ…どこだよここ」
窒素「さぁ。」
あの爆風から少しして。
僕…炭素は、何故か窒素と無も知れぬ宇宙空間に二人、ふよふよと浮いていた。
窒素「とりあえず…周りに兄弟がいるかもしれない、それを探してから安全そうな星でも探して…」
炭素「えー、でも大分爆散していったよ?どこにいるかもわからないのに闇雲に探しても…」
窒素「ほんとにこの周囲を少し見て回るだけだ、心配するな」
えー…心配しかないんですケド…。
とは思ったが、こちらに拒否権はないらしい。
目の前の彼女は、俺の手を引っ張っていった。
…一応俺のほうが年上なんだけどな、僕のほうが。
しばらく宇宙空間を彷徨っていると、
ひとりの声が聞こえた。
…これは………
窒素「…ホウ素…だな。あの星にいるみたいだ」
炭素「…うん。行く?」
窒素「当たり前だろ、可愛い兄が一人ないてるんだ」
炭素「性別男でも女でもなければ泣いてすらないと思うけどね、声的に」
まぁ僕も含め性別あいつわかんないからなぁ…
…というか普通『可愛い弟(or妹)』だと思うんだけど。あれ、立場逆転?あれれ。
なんて、どうでもいいことを考えていると。
ホウ素「……あ」
窒素「ホウ素!!!大丈夫だったか?他の兄弟は?」
ホウ素「いや…大丈夫、他の兄弟はわかんない」
窒素「そうか…よく無事だったな」
ホウ素「まぁ、元素だからね…」
ホウ素が窒素の手を取ると、その場から立ち上がった。
…さて、ここからどうするか。
星が爆発すれば、私ら元素も死ぬ可能性がある(水素に教わっただけだけど)。
鉄ですら…あんな爆発を起こさせたから。
この星はまだ寿命は遠そうだから、まだ大丈夫だけど…
ゆくゆくはこの星からでないと…
窒素「…そんなに焦るな」
炭素「わ…わかってるけど、いやでも…」
窒素「不安なのはわかるがとりあえずこの星で作戦を練ろう」
窒素「この星はまだ寿命が残っている、それまではここにいよう」
炭素「…うい」
……私より、やっぱしっかりしてるなぁ。
俺は、地面に寝っ転がった。