コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
あらすじ必読(少し付け足しました、 あまり意味ないのでこれで書くの最後にします)
【長編】旧VOISING
今回は🎲も出す予定です(次回)
何個かに分けます
実際と呼び方変えてる人います
設定
長男 いるま(大学2)
次男 すち(大学1)
三男 らん(中3)【主人公】
四男 なつ(中1)
五男 こさめ(小4)
末っ子 みこと(小2)
長男 こったろ(大学2)
次男 ゆう(大学1)
三男 くに(中3)【サブ?主人公】
末っ子 こえれる(小4)
俺の人生はいつだって最悪だった
親は少し贔屓をする人で
みこととこさめを可愛がっていた
だからといってそこまで影響はなかった
親が…死ぬまでは
親が死んで俺たち兄弟は残された
年齢差がある俺たち
特に「すち」と「らん」の間は大きい
そんな中まともに働けるのは上2人
「いるま」と「すち」は大学を中退
お金を稼ぎカツカツでも過ごせるよう善処した
有能だった兄2人はいい会社に就職
これと言う不自由はなく過ごせていた
お金の面では…だが
「なつ」は強がりで隠すが体が弱い
それを知っていたいるまは なつに気をかける
「こさめ」は我儘で甘え上手
兄2人に我儘を言ったり甘えに行く
「みこと」は寂しがりやで「すち」が大好き
すちはそんなみことが好きでみことに気をかける
なつ→いるま
こさめ→2人
みこと→すち
じゃあ、俺はらんは誰に愛されているのだろう
働きに出てる上2人がいない中俺がお兄ちゃんであり、頼られる存在
いるまやすちにも任されプレッシャーを感じる
褒められることもない
何もせずに愛される弟たち
俺は…なんで褒めて愛してもらえないのだろうか
『……俺は居る意味あるのかな』
なんて何回思っただろう
いる意味とすれば弟のお世話係
物語でいう使用人と同じ
お兄ちゃん二人は気づいているのだろうか
いや、気づいてないのだろう
だって、俺をみてくれないのだから
そんな変なことを考えて眠っていた
目が覚めると朝
リビングに行くと
兄2人がご飯を食べている
すち「ぁ、らんらん!今日も早いね〜」
らん『ぁ、うん…』
俺に反応してくれる
それだけでマシか…なんて思える
なんでだろうな
いるま「らん、今日も3人頼むな」
らん『うん、任せてよ』
自分の思ってることを言わない俺が悪いんだ
だから、頑張ればいいだけ
らん『今日は何時に帰って来るの?』
すち「俺は20時には帰ってこれると思う」
いるま「俺は…21時だな」
らん『そっか』
すち「らんらんが聞いてくるの珍しいじゃん
どうしたの?」
らん『いや、気になっただけ』
すち「そっか…」
こさめ「ぁ、いるまくん!すちくん!」
すち「こさめちゃん、昨日早いね〜(ヨシヨシ」
らん『ッ…ぉ、おれ学校行ってくる』
いるま「らん!朝ごはんは…」
らん『ご、ごめん!日直で…ごめんなさい!』
逃げてきちゃった…
ダメなのになぁ
らん『はぁッ』
??「ため息したら幸せ逃げちゃうよ〜」
らん『こえくん…』
こえ「なんかあったの?」
らん『んーん、特に』
こえ「でも…」
こさめと同い年のこえくんに
相談してもわからないだろうし
れる「こーえ!らんくんも!おはよ〜」
らん『おはよ…w』
くに「こら、こえれる…
らんくんに迷惑かけないの〜」
こえ「かけてないもーん!」
らん『というか、早いね』
れる「おん!こさめくん迎えに行こーってなって」
らん『そっか』
こえ「じゃあまたね〜」
らん『うん、またね』
くに「なんかあった?」
くにくんになら言ったらわかってくれるかな
でも、くにくんのお兄さん甘やかしてくれそう
それに、人数差あるし
くに「…真ん中は大変とか?」
らん『へ?』
くに「俺は、下2人が活発な分お兄ちゃん達がそっちいっちゃってさ〜…
それに、お兄ちゃんいない時は俺が世話係みたいな?w
こたはあんまり帰ってこないしね」
らん『…俺もなんだよね 』
くに「やっぱり?
らんくん家も俺の家も似てるもんね」
そうなのだ
くにくんの家も親を亡くして上2人が働いている
くに「中3で受験生で弟の世話任されて、大変としか言いようがないよね…w 」
らん『そうだよね』
くに「らんくん今日遊ぼ!俺の家で…
きっと、来たらわかるよ」
らん『うん、お邪魔しようかな』
放課後
くに「ただいま〜」
らん『おじゃまします…』
返事は来ない
ゆう「ぁ、いらっしゃい!
ゆっくりしてってね〜」
らん『ぁ、はい』
まるでくにくんは見えてないかのように俺だけに挨拶をしていった
くに「ねッ?…w」
少し寂しいそうな表情を浮かべながら言った
らん『く、にく…』
くに「ぁ、部屋行こっか!
ここにいてもなんだし」
らん『ぁ、うん』
くに「ここだよ〜」
無理矢理明るくしたんだろうな〜とわかるテンションなくにくん
🚪ガチャッ
ドアを開けるとおもちゃがごちゃごちゃしていた
机の上のものだったであろう物が下に転がり
壊れているものもある
くに「ぁッ…」
くにくんのその一言でやられたのだとわかった
そして、くにくんはごちゃごちゃはあまり気にせず1つの壊れたキーホルダーに駆け寄っていく
らん『それ…』
それはくにくんから聞いたことがあるものだった
前くにくんが、一番上お兄ちゃんからもらったものって嬉しそうに話してくれたものだった
きっと、愛されていたらこんなに悲しまないのだろう
くに「ッ…ご、ごめん!双子が荒らしたみたい…w
片付けるから…」
らん『む、無理しないで』
くに「ッ…これ、ねッ前も話したんだけど、こたにもらったやつでねッ…見た瞬間俺を思い出してくれたって買ってきてくれたんだ…
おれの、宝物だった…んだ」
過去形の話し方におれも悲しくなった
くにの1人のお兄さんは中々帰ってこない
だから、愛されるのも少ないのだろう
毎日一緒に過ごしてる兄は1人で、活発なのが2人いるのだから
俺は、誰かが帰ってこないとかはない
ただ、弟が多い分苦労する
部屋だってくにくんと同じように荒らされることだってある
にてるけど少し違う家庭環境
くにくんも俺も愛される日常が欲しいな
???「ただいまー!」
くに「ぁッ」
らん『くにくん?』
くに「へ、へや…片付けないとッ! 」
らん『ぉ、怒られるの?』
くに「フルフルッ)無駄な心配かけちゃうから」
らん『手伝うよ』
くに「ありがと…」
プルルルルルル
おれ…?
らん『ごめん、でてもいい?』
くに「うん」
らん『もしもし?』
いるま「ぁ、らん
なつが熱やばいってこさめから連絡きてさ
お前どこいんの?」
らん『えっと、友達の家
連絡したんだけど…』
いるま「まじ?すまん、見てなかったわ」
こさめの連絡は見たのに…
いるま「誰と遊んでんの?すぐに帰ってやんね?」
らん『ぁ…くにくんと遊んでて』
いるま「くに…あ〜こったろの弟か 」
らん『しってるの?』
いるま「あぁ、大学の頃こったろが時々話してたから…大体は双子の話だったが」
らん『そ、か』
くに「らんくん、いいよ帰ってやりな?
俺は大丈夫だし!」
らん『でも…部屋が』
いるま「お願いするな?おれ仕事戻るから」
ブチッ
らん『ごめん、また明日ね』
くに「うん…」
🚪ガチャッ
ぇ、ドア…俺まだ開けてないのに
こったろ「わ、ごめんね…」
らん『いぇ…w 』
こったろ「この部屋…」
くに「ぁ…あのね!こえれると遊んでて!
友達連れて来るの最低だよね…あはは 」
こったろ「その、キーホルダー壊れちゃったんだ…」
くに「ッ…ごめんなさい」
らん『…』
くに「ぁ、らんくんまた明日ね」
らん『ぁ、うん』
心配だなぁ
らんの家
らん『ただいま…』
こさめ「らんくん遅いよ!!なつくんが…」
らん『…わかってる』
なつの部屋
🚪コンコン
らん『はいるよ〜』
そこには、顔が真っ赤で息が荒いなつがいた
横にはみこと
冷えピタをはったり、水をついできたり
薬を飲ませてあげていた痕跡がある
みこと「らんらん…おかえり」
遅かった俺に不満を抱いているのだろう
らん『ただいま』
こさめ「いるまくんから連絡あったよね?
なんでこんなに遅かったの?」
らん『友達の家にいたから』
こさめ「…こえくんとれるくんのところ?」
らん『うん、まぁ…お兄さんのくにくんのところだね』
こさめ「…ほんっと、にてるよね」
らん『なにが?』
こさめ「こえくんとれるくんのくにくんもらんくんと同じような人なんだって」
らん『は?』
何同じって
境遇が似てるから同じなのはわかるけど
その言い方は俺もくにくんも悪いみたいじゃん
みこと「け、喧嘩は辞めよや」
らん『何同じって』
こさめ「こさめ達弟のことを考えてないってところだよ!」
考えてない?
考えてはいるよッ
すち「ただいま〜」
みこと「ぁ、すちくん!」
こさめ「…らんくんなんて大っきらい!すちくんー!」
らん『大っきらいね』
おれも大っきらいだよ
なつ「…」
らん『なつ、何かあったらすちよんでね
俺は部屋いるから』
なつ「ぁ、うん」
みんな、みんな大っきらい
らん部屋
…荒らされてる
置いてたコップ割れてるし
🚪コンコン
誰だろ
すち「はいるよ〜」
🚪ガチャッ
すち「またこんなに荒らして…
こさめちゃんから聞いたけど帰ってくるの遅かったんだってね」
らん『ッ仕方ないじゃん、気づいたの電話だし
友達の家で失礼ないようにしないと出し』
それっぽい言い訳を並べてみる
すち「それはそうだけど、スマホちゃんと確認してね
そのために持たせてるんだから」
らん『…わかってるよ』
すち「らんらんは3人のお兄ちゃんなんだからね
じゃあ、俺はご飯作ってくるから
部屋片付けるんだよ」
らん『はい』
お兄ちゃんっね…
お兄ちゃんかぁ
俺はすちといるまからみたら弟なのに
プルルルルルル
だれだろ…
くにくん?
らん『もしもし?』
くに「ねぇ、一緒に家出しない?」
らん『どういう…』
くに「愛されてないから、俺自身見てくれないなら出ていこうかなって
愛されてたら探してくれるし
確かめるのにいい方法じゃない?
ほら、でていけばお兄ちゃん達も反省してくれるかもだし」
らん『…』
確かにいい方法ではある
らん『でていってどうするの?行く当ては』
くに「もちろんあるよ」
らん『…それなら、いいよ』
くに「わかった、ありがとう
明日の放課後でも大丈夫?」
らん『うん、大丈夫』
くに「じゃあ、また明日ね」
ブチッ
…少し嬉しい
誘ってくれるのが
置いていかれなくてよかった
明日が楽しみだなぁ
でていくのに手紙でも書こうかな
あぁ、どこかウキウキしてる自分がいる
きっと、探してくれなかったら悲しむのにね
いるま「ただいま〜」
すち「ごはんだよー!!」
ぁ、ごはん
リビング
【いただきまーす!】
いるま「らん、今日くにくんとなにしてたん?」
らん『普通に家で遊んでただけ』
いるま「そうか…」
らん『…ねぇ、みんなはさ
俺が家出したり死んだらどう思う?』
すち「なにその質問w」
みこと「俺は悲しいで?」
こさめ「こさめはなんとも…
らんくんのこと嫌いだし」
すち「俺はそうだなー…
家出なら時期に帰ってくるだろうしそっとしとく
死んだら…悲しくはなるんじゃない? 」
いるま「悲しくはなるんじゃね?
家出ならほっとく」
らん『そっか』
望みないかも
きっと、探しにきてくれなさそう
らん『ッw』
なつ「腹減ったぁ〜」
いるま「なつ!」
らん『ごめん、ごちそうさま』
すち「らんらん、ご飯残ってるよ!」
らん『…たいちょ、いや、お腹空いてなくて 』
すち「お菓子でも食べたの? 」
らん『…そうだよッ、ごめん、次からは残さないから』
逃げるように俺は部屋に戻った
あの空間にはいたくないから
あ〜あ、早く明日にならないかな
そう思いながら俺は眠りについた
電話を切ってからのくにside
らんくんが止めなくてよかった
一緒に行ってくれてよかった
らんくんが帰ってからこたと少し喧嘩した
(大事にするね!)
とか言っといてキーホルダーを壊したこと
部屋のことをあれこれ言われて知られたくなくて怒ったこと
申し訳ないなって気持ちと
俺よりこえれるなくせにって気持ちがごちゃごちゃになった
こえ「くにお〜、ごはん」
くに「…たべない 」
こえ「ゆうくん怒るよ?」
くに「いいよ、お腹空いてないから」
こえ「でも…」
くに「…ッうるさい!でていって」
こえ「ッポロポロ」
くに「ぁ…ッ」
また俺が悪者になった
こえしやれるちがないたら俺がわるくなる
こえ「ゆーくんッ!こったんッ!」
お兄ちゃんをすぐ呼ぶから…
くに「ッ…」
🚪バタンッ
くに「はぁ…」
こえしを部屋の外に出し扉を閉める
壊れたキーホルダーを握りしめ
でていく準備を始める
早く明日になれと願いながら