テラーノベル
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新シリーズです。重くなります!
苦手な人はお気をつけください!!
他の案を差し置いてまでこのシリーズを始めたのは、私の癖がつまりに詰まりまくったやつだからです!!!!!
あんまり長くするつもりはないです😭
すいません書かせてください🫶🫶🫶
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「仁人。好きだよ。」
「勇斗……。俺も、俺も勇斗のことが……。」
手を繋ぎ、光の中に消えていく2人。夢なら覚めないでくれと、思った。
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小鳥のさえずりが聞こえる、穏やかな春のある朝。吉田はベッドの中で眠っていた。カーテンの隙間から差し込む朝日が吉田の目元を照らす。眩しさに目をしかめ、そのまま起きてしまった。
「んー、眩し……。」
なにか、幸せな夢を見てたような……。
仕方なく身体を起こすと、スマホで時計をチェックする。液晶が照らし出す数字は8時ちょうどを示していた。それに吉田の意識は一気に覚醒する。
「8時!?やばい!」
バタバタとベッドから離れ、リビングに急ぐ。昨日マネージャーから伝えられた迎えの時間は8時ちょうど。そう、寝坊だ。
なんで、アラームかけたのに……!
慌てて家を出る準備をする。こんな日に限って次の日の自分に準備を任せた昨日の自分を恨んだ。
マネージャーから到着の連絡が来た。
「あーー、もう!」
急いで着替えを済ませ、マスクと帽子でなんとか外に出られる格好にはさせる。そのままさっき準備したばっかりのカバンの持ち手にバッと手を伸ばし掴むと、そのままの勢いで玄関まで向かう。
急ぎすぎて靴も上手く履けない。外に出て、鍵をかける。ばたばたと朝から大慌ての吉田を笑うようにカッコウが鳴いた。
エントランスを駆け抜け、目の前に止まっている黒い車に乗りこむとすぐにマネージャーに謝る。
「ほんっとにすみません!!寝坊です!!」
「いやいや、そんな待ってないですから。気にしないでくださいよ。」
「いや、それでもほんとにすみません。」
「次から気をつけてくれたらそれでいいです。」
「はい……。ありがとうございます……。」
朝から最悪だ……。
吉田は項垂れ、その頭を窓ガラスに預け事務所に着くのを待った。
事務所に到着し、車から降りても吉田の気分は下がったまま。人に嫌われるのを恐れる傾向がある吉田は他人に迷惑をかけるのがとても嫌いだった。
とぼとぼと下を向いて楽屋までの道のりを1人で歩いていると後ろから走る音が聞こえてくる。
「仁人ー!」
「あっ、勇斗。おはよ。」
振り返るとそこには同じグループの最年長、佐野が手を挙げてこちらに走ってくるのが見えた。
今日は黒コーデなのかな……。
全身真っ黒で染まった佐野を見て密かにそう思う吉田。
「仁人がこの時間にいるなんてめずらしーね。どしたの?」
「あー、ちょっと寝坊しちゃって……。」
「あの仁人が!?めっずらし!!なになに、疲れてたの?」
「うーん、別にそういう訳じゃないんだけど、」
「ま、仁人もそういう時あってもいいんじゃないの。そんな気にすんなよ!」
「うん、ありがとう勇斗。」
やっぱり。こういうとこ。好きだな。
吉田は隣を歩く佐野の横顔を見ながら思う。
吉田はずっと、佐野に片思いをしていた。
頼りがいがあるところ、ファンを大切にしてるところ、プロ意識が高いところ、メンバーを愛しているところ。
人間として、男としてそんな佐野に吉田は魅力を感じ、惹かれていった。
好きだと自覚してから4年。リーダーとして佐野の隣にずっと立ち続けてきた。
万が一この気持ちが伝わって、チームを壊したら、勇斗に嫌われたら、と思うと誰にもこの気持ちを打ち明けることができず、ずっと自分の心の中に閉じ込めていた。
コメント
1件
のりもちさん、第1話読ませていただきました。 夢の中の告白シーンと、現実の慌ただしい朝のギャップが切なくて……。あの「好きだな」と佐野さんの横顔を見る瞬間、すごく胸にきました。4年もの片思いを誰にも言えずに抱えている吉田さんの心情が、丁寧に描かれていて惹き込まれます。重くなるとの予告通り、この先が気になります。続き、楽しみにしていますね🌷
#ご本人様とは一切関係ありません
@ ___ 🎸
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こと
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