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小説内では名前の伏せは外させていただきます。
口調や性格は自己解釈ですのでご理解を。
地雷がない方、自衛可能な方のみお進みください。
゛は赤城の心情。 ′ は小柳の心情。 ′′′ は・・。
※付き合い済み、過激匂わせの描写有。
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[赤城宅]
赤城)んねえ~ぇ、ロウきゅんさぁ、いつになったらそっちから言ってくれんのって!
小柳)だーから言わねえって。あとロウきゅんって言うな
赤城)そんなのさあ~僕が片想いみたいじゃあーん!!
小柳)安心しろ気持ちは変わんねえから。不安なんなくてもいいからな~^^
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僕とロウきゅんはお隣さんになってもう少しで1ヶ月。告白してきたのは向こうなのにいくら経っても「好き」って言ってくれない。びっくりだよね?!告白の言葉に好きなんて言葉入っていなかったし、キスもハグも付き合ってからしていない。手は僕が任務中無理矢理繋いでやった。彼がツンデレどころかツンツン(デレ家出)なのは知っていたけど、付き合ってから距離遠くなった気がするなぁ。僕がそんな素敵なメンズじゃなくて解釈違い起こしたかなぁ。なんて考えて、今日もゲームに夢中な彼にダル絡み。
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赤城)言ってくんないと分かんないじゃん!僕バカだから分かんねえよお~って!
小柳)馬鹿で可哀想。俺の心から滲み出る愛感じ取れって!
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なんじゃそりゃ!分かんないんだって、ロウきゅんがどれくらい僕のこと好きなのか、僕のことどう思っているか、僕とどこまでだったらイけるのか。そりゃあ僕だってメンズ、男の子だし。好きな人が男だとしても、恋人っぽいことしてみたいし。どこまで許容範囲なのかも知りたい。恥ずかしいけど、聞いてみようかな。僕は小柳ロウが好きだから。君が僕のこと好きくなくても、ね。
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赤城)・・ねえ、ロウきゅんはさ、僕に身体とか、許してくれる?
小柳)・・・
赤城)おい無視すんなよお!
小柳)許す、とかじゃなくて。捧げるつもりだけど
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思ってもいなかった反応に声が出なくなって、情けない呼吸を喉から出す。捧げてくれるんだ。おそらくこの言葉が、僕を何かの衝動に狩った。分からないけど、いつの間にか僕はリビングのソファに彼を押し倒し、前傾姿勢を取っていた。いま僕にエフェクトをつけるとすれば、可愛さの欠片もない、ただ愛情と彼に対する想いが詰まったハートが沢山浮かぶことだろう。はあ、と興奮したように息を上げ、困惑と混乱に満ちた彼の表情を見詰める。
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小柳)は、っ。急にどしたんウェン。
赤城)捧げてくれるの?ぼくに、ロウ。ねぇ、全部くれる?
小柳)ンまあ、そう言ったけど。
赤城)~っ、大好き
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抱きつかれた。全くこいつの火の付きどころが分からない。俺もウェンの背中に手を回して、首を寄り添わせる。耳元で、ブツブツと愛の言葉が聞こえてくる。好きやら愛してるやらなんやら。ウェンのふわふわした、綿飴みたいな髪の毛が俺の顔に当たる。それを気付かれないように嗅いでみては、まあ幸せな匂いがする。「好き」と言えない理由なんか、いつか「愛してる」を言いたいから。ただこいつは「好き」しか求めてこないから、今は置いてる。とか言ってるけどそれはちょっと格好つけてる。本当は言う勇気がないだけ。
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小柳)捧げてやるよ、ウェン。
赤城)・・うん、じゃあ。頂くね、ロウ。
′′′
行為中に何回好きと愛してるを言ったか。彼は分かってくれただろうか。知ってくれただろうか。こんなにも好きだと言うこと、愛しているということ。リビングのソファには、まだ自分達の愛し合った姿が残っている、気がする。
′′′
(話の構成や読みにくさが際立ったかもしれませんが、不定期ながらこれからも少しずつ改善しつつ投稿していこうと思っております。リクエストお気軽に!)