テラーノベル
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トーナメント戦の殺し合いは淡々と進められた。
遂に私の番が来た。
3年生の私の相手は1年生の小柄な男の子だった。
(押し付けられたんだな)
彼はところどころにかすり傷を負っていた。
抵抗したのだろう。
だが、選ばれてしまった。
相手が私で良かったな。気絶させる。
それも戦いが始まってすぐに。
棒を構えた。
彼の持つ武器は短剣。
リーチは圧倒的に私が長い。彼が攻撃を仕掛ける前に終わらせる。
「よーい、始め!」
(今だ!)
棒の端の方を持ち、彼の首めがけて振る。
「…は?」
(ギリギリで止められた)
こいつ、気づいてた。私が棒を振る瞬間、もう守りの体勢に入ろうとしてた。
(なるほど。こいつ…目がめちゃくちゃ良い)
でも、その程度。人間にしてはという程度。
到底人外、それも後天性人外には敵わない。
踏み込んで、彼の背後に回り直接首を叩いた。
ドサッ
「そこまで」
これくらいやれないと兄ちゃん達に殺されるもんね。