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あああ〜もうこの回、ずるいよ!😭 ウェディングドレス姿のリサを「綺麗だねー」ってふにゃ笑顔で言うアリス、可愛すぎるでしょ……! 二人の心臓の音が重なって「はやいね」って笑い合うシーン、甘すぎて胸が痛いわ。でも最後の「時間みたい」で一気に切なくなった……。ずっと続いてほしいって願う気持ち、すごく伝わってくる。鱗の伏線がもう来ちゃうのか……。花月夜れんさんの空気感のあるラブ描写、刺さりまくり。次が気になりすぎる🔥
「とてもお似合いです!!」
「素敵です、リサ様!」
ルーシーといつぞやに聞いた彼女の声が響く。
「そうかな」
部屋に戻った私は、只今お化粧をされて髪をルーシーに結い上げてもらい、人生初! ウェディングドレスを着ている。
ウェディング? 婚約ドレス? うーん、どっちだろう。
本格的なドレスって、少し、いやかなり頑張って着るものなのね! 苦しくて倒れないか心配……。
コンコン
ドアをノックする音が響き、彼が来たことを告げる。
変じゃないかなと、私はキョロキョロ確認してしまう。
「リサちゃん、出来た?」
「はい、大丈夫です。出来てますよ!!」
慌ててあたふたする私のかわりに採寸してくれたあの彼女が答えてくれた。
キィと扉をあけてアリスが入ってくると、採寸の時の女の人とルーシーは頭を下げて、後ろへと下がっていった。
二人っきり……。
じーっと、青い眼で上から下まで見られている。
おかしくないよね。私は照れて、ドレスの端を掴みもじもじする。それを見て、彼はゆっくり微笑み告げた。
「…………、綺麗だねー」
ふにゃりと、アリスが笑う。アリスの笑顔の方が綺麗で可愛いです。なんて、言えないけれど。
「いつの間にこんなドレスを――」
「だって、ボクの花嫁さんなんだから、ドレスを贈らないとって思って――」
あの時に、もう頼んでいたそうだ。
白色とオレンジ色のレースが重なりあい、花の刺繍が彩り飾るとても美しいドレス。
「元気なリサちゃんに似合うかなってデザインしてもらったんだ」
「あ、ありがとう」
「よかった、よく似合う」
あの時から、アリスはその、結婚とかちゃんと考えてくれてたんだ。そう思うと、とても嬉しかった。
「抱き締めていい?」
抱き締められるのは何度もあったけど、改めて聞かれるととても照れてしまう。
顔を赤く染めながら、私は返事をする。
「うん」
一歩、二歩とアリスが近づいてきて、彼の腕が私を包み込んだ。
優しく、でも力強く抱き締められる。
私の心臓は、ドキドキドキドキと早鐘のよう。
「ドキドキしてるね」
アリスに言われて、私は耳まで真っ赤に染まる。
「ボクもだよ」
耳を澄ますと、彼の鼓動が聞こえてきた。私のドキドキと彼のドキドキが混ざりあう。うん、どっちもはやい。
#異世界転生
しめさば
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#ロマンスファンタジー
花月夜れん
361
榎本くもり
10,728
「はやいね」
そう言って、二人でクスクスと笑いあった。
「キスしてもいいかな?」
アリスが優しく問いかける。でも、私はすぐに答えられなかった。だって、私はもうすぐ――。だから、キスしてしまったら、きっと後悔する。
「ごめんね、駄目かな?」
アリスの耳と尻尾が悲し気に垂れてしまう。私は、急いでぶんぶんと顔を横に振った。
「駄目なんかじゃない。駄目なんかじゃ……」
アリスの顔が近付いて、ふわりと唇と唇が重なった。
私が目蓋を閉じると、ゆっくりと涙が一筋流れ落ちた。
「んっ…………」
この時間がずっと、ずっと続いて欲しい。私は彼と一緒に――、居たいよ。
けれど、残酷なそれは突然訪れた。
「あつい……」
喉を、頬を、熱が通りすぎる。私が急に離れて、手で頬を押さえたのをアリスは見てしまったのだろう。
ざらりとした手触り。きっと、これは身体に出ている鱗模様と同じだ…………。
「ごめんね、もう、時間みたい――」
アリスはその言葉を聞いて、すぐに私を抱き上げた。まっすぐと見てくる青い眼に光を湛えて。