ノベルセンシティブ
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フリーターが次に選んだ職業は暗殺者。神スレから賜った「液化金属」が無敵すぎる件 ~合理主義者の殺人譚
1話から読む「この3つの能力の中なら何が欲しい?」
ネット掲示板でよくある問答、そんな妄想に興じる暇人達。
もしもそれが本物だったら貴方はどうしますか?
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殺した。人間を。
驚く程、何とも思わない。
僕は、主人公なんかには、なれなかった。
奪われる者の反対は、奪う者じゃあない。
与える者だ。
それが主人公。
ヒーローだ。
主人公になれないなら、
奪われ続けるだけならば。
与える者になれないならば。
せめて「奪う者」になろうかーーー
水瀬銀次(みなせぎんじ)は祈らない。祈る代わりに殺すことにした。
大学院での彼の研究は心臓をはじめとする「循環器系」全般を人工のものとして再建できる、まさしく画期的なものだった。
多くの人を救い、多くの者が称賛し、世界が彼を「認めてくれる」
……はずだった。
あっけなく奪われた彼の研究。挙句盗んだのは「彼」が「教授」からということで大学から除籍。親からも見放され、明日食うのにも困ったあたりで下らないスレを見つけた。
「この三つの能力の中ならどれが欲しい?」
下らなかった。
でも下らないことに使える時間は今、嫌になるほどある。
「僕は液化金属かな」
────これは降って湧いた超能力を武器に異能力バトルで無双する話……ではない。
強大な力を手に入れた者が、果たして「人間らしくあり続けられるのか」
これは「人間」の物語
【小説家になろう様で400万pvと36000総合ポイント突破!ローファンタジー四半期ランキング8位獲得!日間ローファンタジーランキング最高1位!年間ローファンタジーランキング30位!】
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
ハードボイルドな能力者バトルに少しでも興味のある方は是非ご覧になってください。こちらの作品は小説家になろう様で上げているものの完全版となります。