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「んっ…♡はぁ…ふぅッ…♡もときッ…♡」
誰もいなくなった教室に2人分の吐息が漏れる
ガタガタと机を揺らしながら、愛し合う2人はまるで2人だけの世界にいるようだった。
「…ッ滉斗…気持ちいい?」
とちゅっ♡と奥を優しく突きながら、当たり前のことを聞く元貴。いじわるだ、と心で思うもそんな意識は邪魔だと言うように甘い快楽が若井の身体を襲った。
「あっ…きもちッ…♡はぁッ…!きもちぃよぉ♡」
「ふふっ…滉斗可愛いねぇ?誰もいない教室で僕を求めてくるなんて♡」
「うぅ…ッ♡それはっ…もときがッ…あぅっ!♡♡」
「僕がなんだって〜?♡」
「もときがぁ♡いじわるするッからぁ♡♡」
「折角放課後まで頑張ったのに耐えられなくなっちゃったんだ?♡悪い子だねぇ滉斗?」
「ッ!ごめんなさぁ…ッ♡♡♡」
「…っねぇ、急に締めないでよッ…!イきそうになるじゃんッ…」
「いって、イッてぇ…?♡♡お腹さびしいよ…♡」
「煽んな…ッ!ここ学校ってこと忘れてんの…!?ゴムもしてないんだから…!!」
「やだやだぁ…ッ♡もときのほしい…♡♡」
「だから…!」
ふわふわとした空気の中、言い争っていた2人はふと、歩く音と楽しそうにする話し声に気付いてしまった。そしてその2つの音は段々と教室に近付いている。
「〜!!」「ー??」「ー!?」
「…ッえっえ?も、元貴、どうしよう…!?こっち来ちゃう…!!…あっ!?♡」
「ッ…!ちょっと我慢して!」
近くに人がいると気付いた元貴の行動は早かった。ぬぽっ…と滉斗のナカから未だに熱を持っているソレを抜いて未だ机の上にぐったりとしている滉斗を起こし、脱ぎ散らかした制服をかき集め、閉じているカーテンの後ろにぶん投げた。
そして若干色気を纏ったまま混乱している滉斗の手を引き、2人でロッカーに隠れた。
「ちょ、元貴…!!狭い…!!」
「ちょっとの間だから!我慢して!!バレてもいいの?」
「ううっ…でも…この体制……」
2人ともシャツは着てるとはいえ、下は何も身につけていない。このままの状態を見られたら一発で通報案件だ。しかしロッカーというのも2人分の身体を受け止める為のものでは無いため、肌と肌が密着する形になっていた。すり…すりと足が触れ合うため、同時にソレを擦り合わせているような擬似体験をすることになってしまった。
「んっ…んぅ…♡もとき…これだめ…♡」
「!?滉斗…!!」
はぁはぁ…と熱い息を吐きながら感じている若井を見て、また下半身に熱が集中する。
ーガラッ
「「っ!?」」
思わず若井の口に手を当てて声が漏れないようにして耐える。目的の地がまさかこの教室だとは思わず、2人とも顔を見合わせる。
「(元貴…!これ、やばい!)」
「(早く去ってくれ……)」
心臓の音がバクバクと鳴っているのが聞こえる
今までとりあえずロッカーに隠れる事だけを考えていたので若井の顔しか見ていなかった元貴は、徐にロッカーの隙間から覗いている若井の下を見た。
若井の手は元貴の胸元に置かれ、シャツをぎゅぅ…と握られていた。そして更に下は、こんな状況にも関わらずにぷるぷるとしているソレが首をもたげていた。
元貴は目を細め、ぱっと口元から手を離した。
くるっとこっちを見た若井の表情は、どんなものだったか。
次の瞬間、若井肩を掴みその怒張を勢いよく押し上げた。
「〜〜かはッ!??!♡♡ぁ゛ッ…?!?♡♡♡
も゛と、き゛ぃ…!?♡♡ひぐぁ゛ッ♡♡」
チカチカと火花が散りながら強い快感に必死に耐えようとしている若井にニヤケが止まらない元貴。先程まで入れていたからか、すぐぬるっと入れることが出来た。しかし、この体制だと奥まで入るので若井は今まで体験したことの無い快感に耐えることになる。
「ふッ…♡ふ…♡♡ぁ…ッ!♡」
「……」
ぷるぷると震えながら自分より背が低い元貴の肩に顔を埋め、声を漏らさないよう耐えているが、あまりにも急で強すぎる快感に耐えきれてないのか口の端から小さな喘ぎ声が時々聞こえる。
「(滉斗、我慢我慢)」
そう伝えるようにぽんぽん、と肩を叩く元貴は他人事のように律動を開始した。
先のように優しくではあるものの、体位が体位なせいで奥深くまで入り込んでしまうためナカで全部を受け止めてしまい、ぎゅうぎゅうと締め付けてしまう若井。流石に苦しくなってきた元貴だが、普通の声を出しかけている若井に理性を引き戻される。
「…ッやぁ゛♡はぁっ♡動かないれ゛ぇ♡♡」
「しーっ…」
「もぉきぃ…♡♡♡」
「…」
これでは耐えられるものも耐えられないので、ごめん滉斗…と思いながら再度口を塞いだ。今度は口で。
「ん゛っ…♡ふぅッ…♡」
舌を差し込むと迎え入れてくれる若井の口に思わず笑みが生まれる。
声を出してはいけないという状況下だが、若井をいじめたいという気持ちはあるので歯列をなぞり、舌を絡めとる。上に夢中になってる間に、下の動きも再開する。
「ッん゛んんぅ!!!♡はふッ♡♡」
腰が抜けたのか立っているのも大変なようで全身でびくびくっと感じている。やっぱり快楽に弱いよなぁ…と薄ら目を開いて、若井の様子を楽しむ。
息が続かないのか苦しげに息をする若井を見て口を離してやる。ツーっと口から溢れた2人を繋いでいた糸がぷつっと切れた。
「…はぁっはぁ…♡もとき…もっとして…?♡」
「いいの?だって滉斗さ、」
「!?♡♡あッ…!♡待っ…?♡♡こ、の体制ッだめぇ♡♡♡」
片足を上げさせ、ロッカーの壁に若井を押し付けるような形になる。
「もっとって言ったのは滉斗じゃん?」
「あ゛っ♡だめ…♡おぐッきちゃ♡♡イっちゃ、ぁ゛あッあ──ッ♡♡♡」
「ッ…締め付けが…!俺も、イくッ…!!」
「はぁっ…♡もぉき…♡おくにちょうだい…♡ッは♡♡」
「相変わらず、煽るのが上手いんだから…ッ!」
「あ゛っぁ〜ッ♡♡♡もぉきのッ♡♡あついのクるッ♡♡」
びゅくびゅくっと奥に出しきり、若井の腕が自分の肩に回っているのを見て、するっ…と背中に手を回しぽんぽんと優しく叩いてやる。
未だ息が整わないのかはぁはぁと肩で息をする若井を横目に、教室の様子を見るといつの間にか例の2人は居なくなっていた。
「…ひろと、もう居ないよ」
「はぁっ…ほんと…?」
「出よっか」
「ん…あっ待っ、〜ッ!!♡♡♡」
「あ、ごめん」
急にずるっと引き抜かれた反動で余韻に浸っていた若井は再度快感に引き込まれていた
「な、まさかイッた?」
「うぅ…言わないでよぉ…!!」
恐る恐るロッカーを開け、腰が抜けた若井の手を引くと、歩く度若井のナカから白濁液が流れ出るのを見てしまい、冷めかけていた熱がまた高まっていくのがわかった。
この時間だともうこの校舎の上の方には誰も上がってこない。元貴はカーテンの後ろにぶん投げた荷物を持ってそのままトイレに連れ込み第2ラウンドをすることにしたのだった
終
コメント
4件
学パロな時点で最高なのに、ロッカーなんて、ありがとうございます👍🏻🙇🏻♀️💕 フォロー失礼します🙇🏻♀️
なーんだこれ最高すぎる🤦♀️ ロッカーっていいですよね(?)