はい、皆様こんにちわーー。
先日茄子の美味しさに気付いた人間、にょんたです。
では、ご拝読宜しく頼みます
あー、ッたく、如何なってやがる…
時は遡り数日前。
白髪の餓鬼がポートマフィアにある資料を持って来た事から始まる。
国 「… …は… ?」
賢 「え… …」
与 「こりゃあ、吃驚だねェ…」
鏡 「…夢…じゃない。」
乱 「…馬鹿な奴…」
谷 「そ、そんな…ッ!」
敦 「太宰…さん… …?」
長い長い沈黙が辺りを支配する。
全員が嘘だと思って疑わなかったこの事実。
そう、________..
太宰が 死んだ。
どんよりとした雲模様。寂しい風が頬を打ち付ける。
何時も笑顔で何でもやってのけた貴方は、もう此の世界の何処にも居ないなんて、誰が信じられるのでしょうか。
川に落ちても、高層ビルから飛び下りても、銃口を向けられても刺されたとしても。
貴方は必ず生きていた。
生きる才能に、満ち溢れていた。
例え心が死を望んでいたとても、貴方の根幹である魂其の物が死を決して許しはしなかったのだ。
それなのに今、貴方は息をしない。
目を開けない。
心臓が動かない。
完全に、人間を辞めてしまった。
其れが、今は凄く哀しい。
______僕の名前は中島敦。
“あの人”に拾われた、探偵社員。
ポートマフィアへの路を急ぐ僕は、淡い期待を胸に潜ませていた。
太宰さんが、-----------
『太宰が死んだ…?』
「…はい。」
『下手な嘘云うンじゃねェよ‼︎』
「… …っ」
つい、怒りで怒鳴ってしまった。
白髪の青年…敦、だっけか?は、俺がそう云うとぽろぽろと泣き始めた。
痛感する。
此れは、嘘じゃねェ。
では、失礼します。そう云って敦は足早に何処かへ行ってしまった。
広いエントランスで、立ち尽くす。
脳が思考を拒否しているのだ。
誰が信じる?太宰が、…よりによって手前が死ぬなんて。
然程時間が絶たずとも、太宰が死んだ事はマフィアに、そしてヨコハマに、更には裏社会全体へと広がって行った。
数日後、探偵社から葬式への誘いが来た。
…誰が行くかよ。手前の式なんざ。
どうせ、やっと死ねた。なんて言ってンだ。善いじゃねェか、晴の舞台だ。
「祝ってやって、…たまるかよ……ッ」
その時、
「酷いなぁ…折角の晴れ舞台と云うのに、君が居ないから抜け出してきたよ。」
ずっと、ずっとずっとずーーっと。
長い年月を共にした、聞き覚えのある声が耳をくすぐった。
…いや、そんな筈はない。
太宰は死んだ。確実に。
頭を整理しようにも、この太宰?らしき浮遊物で視界が五月蝿くて仕方がない。
「あ“ぁッ⁉︎誰だ手前…!!」
苛ついて、拳をぶんッと振り翳す。
そして次の瞬間。確かに当たった筈の拳はすかっと宙を切った。
「誰だ、って…本当に如何かしたのかい、中也。私だよ、わ、た、し。」
不思議そうに首を傾げ、自身を指さす指先。
微かに、透明であった。
「真逆…太宰…?」
「うん。太宰___太宰治さ。君の蓮人のね?」
「…だ、ざい…だざい…‼︎」
安心と、俺を置いて行きやがって、という感情がぐちゃぐちゃに混ざり合って、太宰をぎゅっと抱き締めた。
ふふ、と微笑む手前は、一見生前と何処も変わらない様だがひとつだけ人と違うところがあった。
「冷たてェな…」
そう、冷たい。抱き締めた時、何時もなら落ち着ける温もりがあった。
それが、完全に無くなっていて、何処か寂しい。あゝ、此奴は完全にこの世のモノでは無くなってしまったのだなと、感じざる負えない。
「うん、ま、死んじゃったからね。」
至極当然の様に言い放つ。
まるで、世が明けて、日が登って、沈む。
そんな常識を語る様な調子で。
ンな風に云うなよ。
そう思ったのは彼奴にゃ内緒。
まァ、そんなこんなで、幽霊の太宰と俺の日常が幕を開けた。
気付けば死んでいた。
人間の命は、呆気なく終わりを告げた。
自殺願望だった私にとって、儚く美しい、脆くて不可思議な其れは魅力的だった。
死ねば、何時かの友人に__オダサクに会える気がして。
そして、此の終わり方なら、胸を張ってオダサクに逢える気がして。
今、行くよ。
そう決意したと言うのに、運命は残酷だった。
死んでも尚、私は君に逢えないのだから。
深いため息をひとつ溢して蓮人である中也のベッドに倒れこむ。
中也はもう仕事に行ってしまって、このただっぴろい殺風景な部屋に私だけがぽつんと居た。
先刻まで中也が寝ていたからか、微かに温もりが残っていて。
自分もどさりとベッドに蹲るけれど、もう君の温もりを感じる事も。共有する事も無い。
それが、哀しくて仕様が無い。
えーーーー、今日和?今晩和?お早う御座います??
まあいいや。ご拝読有難う御座いました。
次回は絶対イチャコラさせてみせます。。
希望のプレイとか、シチュとか有れば🌾欄にてお願いします。
では、又次回 。
コメント
1件
最高です!!!