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和馬(沖縄と地元の気温差がありすぎて風邪ひきそう)
和馬「とうとう登校の時まで彩がいるようになった」
心「まぁうち休日2日とも和くんの家に泊まってたからね」
和馬「家に彩がいる事に違和感なくなってきてるもん」
学校につき、授業が始まる。1時間目はロングホームルーム。
「まだ大まかでいいから将来について考えて欲しい」
「進学でもいいし、働いたっていい。もう決めてる人はその道を突き進めばいい。決まってない人はやってみたい事を書けばいい」
和馬(将来…。もうそんな時期か)
高校2年の後半。早い人はオープンキャンパスなどに足を運んでいる時期だ。しかし俺はー
和馬(考えた事なかったな)
和馬(彩は結構考えてそう)
心「そう思うでしょ?そんな深く考えてないんだよね〜」
和馬「深くはって事はやりたい事あるの?」
心「気になってるだけなんだけどね、美容師とか」
和馬「確かに似合いそう」
心「将来は広い部屋に住みたいなぁ」
和馬「そこは具体的なんだな」
心「でも1人じゃ寂しそう」
和馬「彩猫好きだから猫飼ってもいいんじゃない?」
心「……そうだね」
心(伝わんないかぁー…!!口にしないうちも悪いんだけど、それでもここまで気づかないもん!?)
優「和馬はアホか」
和馬「はあ?なんだよ急に」
優「別にそれより和馬は将来決まってる?」
和馬「なんも、でも進学…かもな」
「それとさっき渡した二者面談の希望票、出すの忘れないようにな」
つい先週まで修学旅行だったのが嘘みたいにいつも通りに授業が過ぎていき、気づいたら放課後になっていた。
心「和くーん、一緒にかーえろ!」
和馬「うん」
宮間「なぁ、いま良いか?」
宮間「ちょっと相談に乗って欲しくて」
宮間からの相談事は珍しいのはもちろんだが、それ以上にその表情はちょっと前の自分も同じものを感じたものがあった。
しかし、からかうのが好きな彩は相手の気持ち関係なしにぶち込む。
心「恋愛相談?」
宮間「勝手に除くんじゃねえ!」
和馬(怒りはごもっともだな)
心「まあまあ、座ってゆっくり聞こうじゃないか」