テラーノベル
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片手を頬に添えて少し顔を上げさせる
相変わらずされるがままだ
「今度は1日デートしようか。どこか少しだけ遠くに出掛けて」
親指で目元をなぞる
いつ触れてもスベスベの肌だ
「朝から晩まで遊べるの?」
「うん。それとも」
「??」
目を合わせたままに手をゆっくりと頬から滑らせて首の後ろに添える
「っ」
俺の手から伝わる欲を感じたのか、少し体に力が入る
「泊まりにする?」
あくまで表情は柔らかに、でも無垢な瞳を覗き込むようにじっと見つめる
「…っあ、や、あの」
じんわりと翔太の顔色が熟れていく
「そっ、それは、あの、えと、」
「うん?」
「つまり、その、いっしょに?」
「もちろん」
「…………」
うなじにある指をつつーと上にゆっくり撫で上げると翔太の体が跳ねた
「ひゃあっ!……っ!なに?……」
(へぇ、ここもか……)
「ごめんね、くすぐったかったね」
「う、ううん」
俺に言われたことと、触られて体が反応したことと、混乱しているのが目に見えてわかる
「………あ、の」
「翔太が嫌なら、今度でもいいよ」
「嫌じゃない!………あっ、ごめんなさい、大きい声出して」
食い気味に被せてきた必死さと、その後にしゅんと縮こまるところまで、全てがいじらしい
「大丈夫だから」
「いやじゃないの、むしろ、うれしい、けど、あの、きんちょう、しちゃう……」
「別のベッドにする?ツインとか」
「えっ、それはいや」
「ふふふ即答だね」
「あっ!……うぅ〜、だって、蓮さんの傍で寝たい……」
「かわいいね」
「やぁ、もう………」
「俺も翔太を抱きしめて寝るの好きだよ」
もう一度手を戻して温度の上がった頬を撫でる
翔太は少し俯き加減になりながらも、目を逸らさずに小さな口を開く
「うぅ………あのね………お泊まり、で、いいです」
「そう。じゃあとびきりの1泊2日にするね」
「………たのしみに、してる」
「うん」
じわりと瞳に水膜が張る
「もう限界だ………」
パッと目を逸らして抱きついて顔を隠す
代わりに顕わになったうなじは真っ赤になっている
「首まで真っ赤じゃない」
「……言わないで」
キスを落としたくなったけど、うなじが感じる翔太には刺激が強いだろう
頭に口付けをして我慢しておいた
「そろそろ寝ようか」
「…ん、……わ」
くるんと翔太を回転させて、仰向けにして顔の横に両手をついて見下ろす
「びっくりし、た……………」
翔太は口を少し開けたままに、静かにじっと見上げてくる
頬にはまだ赤みが残っている
「どうした?」
「格好良すぎててドキドキしちゃう……」
「これ以上、かわいいこと言わないで」
「だって、っ………」
おでこにキスを落とすと口を噤む
翔太の横に寝転がって布団をかけてやれば、ぎゅっと抱きついてくる
「アラームかけた?」
「うん」
「何時?」
「7時」
「わかった」
「蓮さんは?」
「俺も同じくらい」
「そっか」
「翔太おやすみ。いい夢を」
「ん、おやすみぃ」
愛おしさがずっと増した2日ぶりの温もりは、あっという間に眠りの世界へ誘われていって、俺もそれに続くように夢の中へと旅立った
コメント
2件
めっちゃ一気読みしました‼️ こういう段々距離縮まっていく系大好きなんですよね… 前からちょこちょこ作品読んでたんですけど 最高でした🫶🫶 フォロー失礼しちゃいますね!!
