テラーノベル
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「ロウ‥‥?」
「‥‥‥‥‥‥」
俺は言葉を失った
それはゲームのせいなんかじゃない
急に後ろから体を掴まれたからだ
驚きながらも俺の体を抱きしめる腕で分かった
顔だけ振り向くとそこには水無瀬がいた
「‥‥おまっ‥‥!」
お前なんでここに居るんだ?
そう聞きたかったのに水無瀬の唇に言葉を奪われた
俺は慌ててミュートボタンを押そうと手を伸ばす
だが水無瀬にその腕を掴まれ、ミュートを阻止される
コイツは一体何を考えてるんだ⁈
「小柳⁈どうかした?」
「ゲーム落ちた?」
「‥‥っ‥‥」
水無瀬が唇を離すと下に落ちたマウスを拾い上げる
そして俺にマウスを握らせると耳元で囁いた
「‥‥ゲーム続けないと」
「‥‥‥‥‥‥」
俺はすぐ様ミュートボタンを押して水無瀬を睨みつけた
「お前何してるか分かってんのか?」
「お友達が待ってるよ?早く戻らないと」
「水無瀬が邪魔してるからだろ?」
「僕の事は気にしないでよ」
「んな訳にはいかないだろっ⁈」
立ちあがろうとした瞬間、椅子に座ったままの俺を椅子の後ろから水無瀬が体で押さえつけた
椅子の肘掛けと机に体が挟まれて動きが取れなくなる
「おいっ!」
「早く戻りなって、僕はここから見てるから」
「そんなの‥‥」
言いかけた時、水無瀬が勝手にミュートボタンを解除する
俺は黙って画面を見つめた
「本当にどうした⁈」
「あ‥‥いや‥‥マウス落としちゃって拾いに行ってた、ごめん」
「マウス拾いに三軒隣まで行った?随分と広い家だな」
「もしくはそのマウス、マジで生きてんじゃないの?」
「そうそう、俺に捕まりたくなかったみたいで」
話を合わせつつイヤホンを耳に付け直す
するとすぐに水無瀬の手が俺の体に触れた
「‥‥っ‼︎」
「じゃあ始めようか」
「これまたロウが先に行ってよ」
「‥‥‥‥あぁ、分かった」
水無瀬の手が服を捲り、素肌に触れる
俺はキーボードから手を離し水無瀬の手を掴んだ
「小柳こっち来れる?」
「え‥‥あぁ‥‥今行く‥‥」
俺は仕方なく水無瀬から手を離しキーボードを打つ
水無瀬が臍から指先を上に撫で、胸の周りをわざと触れるか触れないかの距離で弄る
「‥‥‥‥っ」
「ここでこのアイテム使ったら良くない?」
「後何個集めるんだっけ」
「五個じゃない?」
「じゃあまた手分けしちゃうか」
「OK、俺こっち行くからロウは向こう行ける?」
「‥‥‥‥OK」
「怖がってんなぁ」
「そんなんじゃねぇよ‥‥」
「あれ?声に力がなくなっちゃった?」
「そんな事ねえって‥‥っ‥‥」
水無瀬の指が俺の胸を弾いた
俺は机に突っ伏して声を我慢する
足に力を入れて椅子を後ろに引こうとしたが、椅子の後ろにいる水無瀬のせいでビクともしない
もうこうなったらゲームを終わらせるしかない
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コメント
4件
なぁ〜んだ水無瀬か〜配信中に自分の部屋に誰かいるのって見ててちょっと楽しい(≧∇≦)師匠Love
誰かと通話しながらプレイするの最高です!バレるかも知れないからこその背徳感ですよね!