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#赤緑
ゆん
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rain@低浮上
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朝。
3階の部屋。
黄「青ちゃん、おはよう」
優しい声で呼ばれて、青はゆっくり目を開ける。
青「……にぃに……」
黄「起きられそう?」
青は少しだけ首を振る。
青「……や……」
黄「どうしたの?」
青「おきるの……や……ポロポロ」
黄はすぐに青の様子を見る。
黄「怖くなっちゃった?」
青「こわい……ポロポロ」
黄「何が怖いか言える?」
青「わかんない……ポロポロ」
青は布団をぎゅっと握る。
黄「大丈夫だよ」
青「だいじょうぶ……?」
黄「うん、大丈夫」
青「だいじょうぶ……だいじょうぶ……」
青は聞いた言葉を何度も繰り返す。
でも、不安はなかなか消えない。
青「きょう……なにするの……」
黄「今日は――」
予定を伝えようとした瞬間。
青の表情が変わる。
青「ちがう……」
黄「青ちゃん?」
青「ちがうの……ちがうの……ポロポロ」
青「いつもと……ちがう……ポロポロ」
黄「少し違うだけだよ」
青「ちがうだけ……?」
黄「うん」
青「ちがう……こわい……こわいの……ポロポロ」
どんどん不安が大きくなる。
青「あああ……」
青「やぁ……やなの……ポロポロ」
青「わかんない……わかんないの……ポロポロ」
黄「青ちゃん、ここ見て」
青「……」
黄「にぃにいるよ」
青「にぃに……いる……」
黄「いるよ」
青「いる……いる……」
何度も確かめるように繰り返す青。
そこへ、泣き声に気づいた赤が入ってくる。
赤「青ちゃん……?」
青「赤にぃに……!」
赤「大丈夫?」
青「こわいの……ポロポロ」
赤「そっかぁ」
赤は青の隣に座る。
赤「怖い時は、赤にぃにいるよ」
青「いる……?」
赤「いる!」
青「ずっと……?」
赤「ずっと!」
青「ずっと……ずっと……ポロポロ」
少しずつ、青の涙が落ち着いていく。
そこへ橙、紫、桃もやってくる。
橙「青ちゃん、大丈夫やで」
青「橙にぃに……」
橙「怖かったなぁ」
紫「無理に起きなくていいよ」
桃「青のペースでいいから」
青はみんなの顔を見る。
青「……にぃにたち……」
黄「うん」
青「きらい……ならない……?」
赤「ならないよ!」
橙「なるわけないやん」
紫「大切な弟だからね」
桃「ずっと青の味方だよ」
青「……よかったぁ……ポロポロ」
最後の涙は、不安の涙じゃなかった。
安心した涙だった。
黄「じゃあ、ゆっくり起きようか」
青「……うん……」
小さな返事をして、青はにいにの手を握った。
時間がかかる朝でも、
青ちゃんには待ってくれるにいに達がいる。
それが一番の安心だった。
コメント
1件
うわあ、もう朝からこの優しさ……。青ちゃんの「こわい……わかんない」って言葉がすごくリアルで、不安の正体が掴めないもどかしさが伝わってきました。にぃに達が「きらいにならない」って何度も言ってくれる安心感、こういう“待ってくれる存在”がいるって本当に尊い。色の名前で呼び合う設定も素敵ですね。