「あ゙ぁーーー!!!!!アッチィ!!!!!」
家の中で1人ソファにダイブした。今までの夏で1番暑いと思う。こんなにも毎日バイトがあると倒れてしまうんじゃないか。と思いながらも、今日はやりたいことがあるのだ。夏休み終了1週間前になった今日、この前あった少女を探し出すのだ!
「いっねぇなぁ〜」
やはりいなかった。どこを探しても、見つからない。初めてあった裏道も探しに行ったが、いるわけがなかった。もう一度だけ会って名前を聞きたい。そう思っていると、浴衣を着た多くの人たちが通るのを見た。
「そっか。今日は花火大会か。」
バイトでいっぱいいっぱいになっていた俺は、花火大会のことを何も知らなかった。もしかしたら、彼女も来るのではないか。近くの掲示板に貼ってあるポスターを見ると、打上げられるのは夜の7時かららしい。
「行ってみっかな〜」
そして、6時半頃になった。辺りにはカップルや夫婦、俺と同じ歳くらいの若者、家族と見に来た子供たち。一人でいるのは俺くらいだ。すると、
「あっれ!?凪音じゃん!」
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