テラーノベル
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ある日の学校帰り
学校疲れた〜…と思いながら、帰路についていた
もう後は、このまま自転車に乗って帰るだけ…
そう思って、足を進めていた
『…ん?』
広めの道路の道端で、カラスが大きめの声で鳴いている
……どうしたんだろう、そう思ってしっかりとその場所を見た
___黒い…ふわふわしたものと一緒に…微かに見えるピンク色の物体が見えた
…カラスは車が来ても一生懸命、何とかしようとしている様子に見えた
……大事な子だったのかな、家族だったのかな…
余計な妄想が頭を巡る、変な想定までする
人間だからこそそう思うのかもしれない
でもカラスは頭がいい、ただのバカじゃない
そのカラスのことはわからないけど、もし大切な同族を失ったとしたら…
もし、それが人間だったら?
当たり前に帰ってきて、笑いかけてくれるような友人が、家族が
ある日突然グシャグシャの死体になって見つかって、それを見たとしたら?
もしくは…それを目の前で見たとしたら?
正気ではいられないと思う
だから、カラスは鳴いてるのかもしれない
……そう思いながら足を進めて…しばらく離れたところでも…
カァ、カァ…というカラスの悲痛な泣き声が聞こえ、耳を劈いていた
終
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