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カラスバside
恐怖と威嚇、この状況に分からない不安に居ても俺に対して威嚇をしてくる……。
ええなぁ、ゾクゾクする……。
カラスバ「そんなに許嫁が大切かいな?」
テオ『当たり前だろッ!俺が生涯共に過ごしたかった大切な人だッ!』
カラスバ「……ふぅーん?」
テオside
カラスバはゆっくりと俺の左手を握りそのまま掴み上げて指輪を外した。
テオ『ッ!お前ふざけんなッ!!返せッ!!』
カラスバ「いやぁ、一途でええ事や。でもなぁ、いい加減前向かなあかんとちゃう?許嫁はん悲しんどるとちゃう?自分のせいでテオが前向けんって知ったら……悲しむやろうなぁ…。」
そんな事……思うハズない……。
ずっと、ずっと……一緒に居ようって……。
幸せになろうって約束して……。
カラスバ「こんなんで縛られたらあかん。」
カラスバはそのまま指輪を窓から放り投げた…。
テオ『やだ……止めて…。捨てないで……。俺には彼女しか居ないのに……ッ。』
カラスバside
涙を流し床に座るテオには申し訳ないが……。
俺は反社や……。
どうとしても手に入れたい……。
でも、やっぱり好きな奴が涙を流すなん無理やなぁ…、敵わん。
カラスバ「……そないに彼女が大切なんか?」
テオ『…あ、当たり前だろ……っ、あの時守れなかったのが許せない位自分が憎いんだッ!彼女に会う為なら俺は今すぐにでも死んでやるッ!』
俺の想いも一方通行やな……。
カラスバ「…、スマン。指輪は投げてへん。アレは別の指輪や…。」
俺はテオに近寄り左手を優しく掴み薬指に指輪を嵌める。
テオ『…え?』
カラスバ「堪忍なぁ、どうしてもお前を囲みたかってん……。でも無理や…、お前は芯のある男や……。俺を嫌ってもしょうがない、嫌われても仕方ない。ただ、覚えておいて欲しい。俺は今も、その先もお前の事好いとる……。テオが拒絶するならもう会わへん。」
テオside
カラスバはそのまま俺の左手にキスをして真っ直ぐ俺の目を見る。
カラスバがした事は正直許したくも無いし、否定をされた様な気がした。
……でも。
テオ『……良いよ、許す。』
カラスバ「…ええの?あない酷い事したんに?」
テオ『…グリーズにも言われた。過去に囚われるのは亡くなったあの人に顔向け出来ないって…。確かにそうだと思う。だから……さ、いつかちゃんと前を向けるようになったら……、そん時また話してよ?』
カラスバ「何十回も何百回も伝えてやるわ、覚悟しとき。」
テオ「…あ、でもキョウヤも俺の事好きって言ってた。」
カラスバ「絶対負けへんッ!!!俺のが上や思わせたるッ!!!」
俺は幸せになってもいいのかな……。
貴女が居ない世界で……、俺だけ幸せになって…、俺は未だに前を向けないよ……。
?(貴方が幸せなら私も幸せだよ。)
何処からか聴こえた声に俺は静かに涙を流した。
今後生涯一生この指輪は離さないよ……。
俺は貴女と共に……、愛してる。