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インハイ予選は結局,二回戦を敗退
もう,先輩と一緒になることはないんだと思った。
下の会場を見ると,泣いていた。
『あの』先輩だ
皆んなが寄って慰めてる。
自分なんて補欠すら選ばれないのに
こうやってほんとなら下でみんなで寄って
慰めていたはずだった
もう心などそこにはなくただ,ただ空虚だった。
帰り道,街の風景を眺め、ぼーっとしてた。
行って帰ってきたような感じで時間が流れた。
顧問が学校に着いた時
「3年生今までお疲れ様でした!
今,こうやってバトンが渡って次に2年生が主体になると思うと自分も胸が熱くなりまし た!
これから, 1,2年生これから頑張っていきましょう!」
呆然と聞いていた。
………………
それからの夏は空の色が青くとも心の中では曇り空だった。
そして、先輩の1人が地方大会に出れるということ先輩に皆が視線を集める。
自分も先輩との稽古には付き合う。
やっぱり、『あの』先輩もこの先輩も強さゆえに出た言葉なんだろうな……
強さがあるから舞台に立てる。
強さがあるから周りも熱くなる。
正論を正面から受け止めることができそうでできなかった。
そんなことを考えているうちに
「お前自分のせいで周りの足引っ張ってるのわかるか」
自分のことだ
弱いなりに強さを考えてきたつもりだが
こうも言われるとは思わなかった。
「後で来い」
悲観と同時に怒りも起きた。
周りと比べられながらやる稽古は回る度気持ちは重くかつて楽しく、充実感のあった剣道とは違いまるで地獄でも歩いてるかのようなそんな感じだった。
最後、切り返しをし
礼をし
稽古が終わり
先輩との最後の稽古が終わる。
閑散とした武道場
しかし、ただ事ではない空気であることを察している。
この後、待っているものは絶望そして突きつけられる現実、そして自分筒見にとって最大の挫折を経験する。
こけこっこ