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登場人物…らっだぁ/rd
ぺいんと/pn
ご本人様とは一切関係ございません
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「大好きだったよ」
数年ぶりに会った彼奴に別れ際に言われた
振り返ったらもう居なくて
もう手の届かない所に居るんだと実感した
彼奴とは幼い頃よく遊んだ記憶がある
沢山 馬鹿したり
喧嘩したりした
高校で疎遠になって
最初は手紙でやり取りしていたけど時が経つにつれなくなっていった
そして自然に忘れていった
大学を卒業してすぐ友達に誘われて合コンに行った
指定されていた店に入ると
可愛い女の子に囲まれている彼奴が瞳に入った
物音で俺に気づいたらしく目があった
とてもびっくりしている表情
少しして微笑みに変わった
あの頃の気持ちが蘇る
俺は会釈してその場から離れた
そこから話す機会はなくて
あっという間に合コンが終わった
帰ろうと歩き出す
そして彼奴とすれ違ってあの言葉を言われた
なんで今なんだと思う
あの頃に言ってくれれば良かったのに
いや、俺が言えば良かったんだ
だって俺も大好きだったんだから