Broooock編:嘘吐き病
紅井瑠紀/Broooock
白尾高校2年生。奇病ということはみんなに言ってる。嘘しか言えないため、基本は筆談。「自分を理解してくれる存在は皆じゃないのか」と思い、そう思えなくなってしまう自分を追い詰めている。
Broooock視点
はぁ…
毎日毎日筆談で
喋りたいけど喋りたくない
そんな日々、いつまで続くんだろう
”理解してくれる存在”…
奇病と言ったらやんさんだけど…
また別の奇病なんだよね、
それにいつも皆といても治らないってことは
やっぱり、皆じゃないのかな……
でもそう思えない僕って、
必要かな、?
[ピロン♪]
え、通知?
kn『Broooock〜?』
br『どした?』
kn『ちょっと一緒にでかけない?』
br『いいよ』
kn『お、ありがと!』
『じゃ10時くらいに○○公園ね』
br『はーい』
きんさん……出かけるのかぁ、
気分転換にはいいかもね
きんとき視点
きりやんの奇病もそうだけど、Broooockの奇病をまず治したい
奇病専門の病院見つけたし、そこに行ってみたら嘘吐き病の患者さんと会えることになったし
これでBroooockの奇病は治るか分からないけど……
br(トントン)
kn「あ、Broooock!」
br『おまたせ』
kn「じゃ、行こ!」
br『うん』
『どこに行くの?』
kn「内緒w」
br『えーw』
筆談じゃなくて、Broooockの声が聞きたいな
出せないことはないけど…
br『…?病院?』
kn「うん」
「Broooockの奇病、治したくてさ」
br『…!』
『ありがとう!』
kn「いえいえーw」
Broooockがこれでもし治らなかったら?
そしたらもうどうしようもない?いや……
俺が頑張るしかない、!
先生「あ、藍鐘時さんですか?」
kn「はい」
先生「それと、紅井瑠紀さんですよね」
br(コク)
先生「今日は瑠紀さんが嘘吐き病の患者ということで、この病院に入院している嘘吐き病の患者と会う、ということですよね」
kn「はい、そうです」
br「!?」
驚いてる…言ってなかったもんな
えっと…氷実亜さんだっけ
ちょっと、楽しみだな
先生「少々お待ちください」
br『え、聞いてない…』
kn「言ってないもんw」
br『僕、ちゃんと治るかな?』
kn「きっと治るよ」
br『そっか』
氷実亜さんも、きっと大変なんだろうな…
kn「自分を理解してくれる存在……」
br「?」
『急にどうしたの?』
kn「え、声に出てた?」
br『え?うんw』
kn「まじかw」
気付かなかったな、w
先生「お待たせしました」
???「……」
やっぱり、喋らないんだ…
先生「こちら、嘘吐き病患者の氷実亜乃生さんです」
nu(ペコ)
br『こんにちは、初めまして』
nu『はじめまして』
『氷実亜乃生です』
br『紅井瑠紀です、』
nu『────?』
br『──』
nu『────』
br『────』
これで、治ったらいいな、、
br『では、僕達そろそろ行きますね』
nu『はい、また会えたら』
br『そうですね、さようなら』
nu『さようなら』
kn「じゃ、帰ろっか」
br『うん』
これで、どうなんだろう?
お願い、、
kn「ね、Broooock」
br『何?』
kn「治った、?」
br『分かんない』
『だから怖くて、喋れない』
kn「きっと治ってるから」
「ちょっと、本音を言おうとしてみて」
br(コク)
「ありッ、がと……」
「………!」
kn「言えた、?」
br「うん、、!」
良かった……!
この調子で、きりやんも治さないと
俺も、治さないとだな…
kn「良かった…」ポロ
br「……?」
「きんさん、それなに、、?」
kn「え………」
次回:きんとき編
𝒏𝒆𝒙𝒕↪
コメント
1件
ギャアアアアアアアアアア好きです、神です?神です!(?) 続き楽しみにしてます!!!