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「…んぁ?ぁれ?ここって…」
「起きたか。おはよう、悠」
気がついたら、何故かベットで寝ていた。
…は?
「…!///も、申し訳ありません。まさか、龍弥様の前で寝てしまうなんて…なんとお詫びすれば…」
てか、普通に恥ずい!
「w大丈夫だ。そんなに焦る悠も見たことなかったから新鮮で面白いw」
「…///」
龍弥視点
やばい…悠が可愛い…
なんだあの赤面!可愛すぎだろ…殺す気か?…殺す気だな(自己完結)
でも、実年齢はいくつなんだ?
寝顔はとても幼い。俺よりも年下だ。
「龍弥様。どうかされたんですか?…その…顔が赤いんですが。」
えっ…?無意識
「だっ大丈夫///とりあえず今日一日休むんだぞ。」
…理性、持つかなぁ…
なん、か龍弥様が変だった。…なんで…こんな心臓が痛いくらい動いてるの、僕。
まぁいっか。
ガッシャン
「!」
「悠!大丈夫?龍弥に何もされてない?」
「…っはぁ〜お前かよ、愛河。ビビったぁ…」
「ご、ごめん」
「なんもされてない。安心しろ。」
「よ、よがったぁ〜!…(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)」
「お、おぉい…泣くなって…」
クソ泣いてるw
ごめんな、愛河。
もう僕は大丈夫だよ。
夜も更けて僕、龍弥様、愛河は縁側に集まり現状を確認していた。
「…で、これからどうする。何も手立てはないけど…」
「とりあえず麻生に連絡してみたが…応答はない。何かに手間取っているか或いは…」
「“兄さん…光とまだ戦闘中”の可能性が高い。そういうことですよね、龍弥様。」
「そういうことだ」
麻生…彼は何がしたい?
そもそも、龍弥様に仕えていたんだ。忠誠を誓った…反逆なんて企てないはずなのに…
「龍弥、響夜には連絡ついたのか?」
「泰羅…申し訳ないが、それはまだだ。そもそもアイツは外部との連絡を全て絶っているから術がない。」
「…そうか」
連絡方法がもうないってことか。
兄さん…なんで…なんで
「悠、危ない!」
「っ…!ぇ!」
柱に…矢が刺さって…
「…ッハ龍弥様、申し訳…」
「悠、謝るな。俺は感謝のが欲しい。」
「…ありがとう…ございます…」
「パアア」
え…めっちゃ笑顔〜
わかりやすい人〜
「ヴヴンお取り込み中かもしれんけど、なんかついてるぜ、この矢」
***
悠、心配かけて悪い
麻生軍がもう近くに来ている
早く皆連れて逃げろ
光
***
これ、兄さんの…
「早く逃げたほうがいいと思います。龍弥様、多分麻生の狙いは僕です。僕が引きつけるから…」
「いや、それが狙いなんだと思う。だから俺が残る。泰羅と悠は早く馬に乗れ。それぞれの武器は武器庫に入っている。」
「待て、龍弥。それは得策では無いと思う。」
「父上!どうしてここに…」
「先ほど愛河副隊長から連絡があってな。」
「はい。突然連絡してしまい申し訳ありません。しかし、白狼様の力が必要と考えまして…」
愛河…いつそんな…あ。僕が気絶していた時か。
「私が時間を稼ごう。その間に龍弥を連れて…いや、護ってくれるな⁈西園、愛河。」
『喜んで』
僕と愛河は声を揃えて返事をした。
何が合っても護る。そして兄さんを取り戻す。
そんな決意をして夜空を見上げた。
夜空は憎いぐらい星が輝いていて心底イラついた。