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krpt短編ごちゃ混ぜ

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krpt短編ごちゃ混ぜ

第3話 - 👓🦊午後11時寝室で

225

2025年05月24日

#krpt

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ヤマタ

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久しぶりのお持ち帰、いや、おうちデート、幸せな時間ばかりと思ってたんだけど。

「なんで怒ってるのーdnー？」

「………」

さっきからずっと俺の可愛い可愛い狐さんがご機嫌斜めらしくぷりぷり怒っている。そんな姿も可愛いんだけども。

『怒らせた理由がさっぱり分かんねぇ…』

収録終わりに2人でコンビニ行って、酒とツマミと目的のモノをしっかり購入して自宅に着いたのがつい1時間前ほど。それから部屋着に着替えて、そういえばこないだの沖縄旅行の動画アップされたから見るかーって話になって、酒を片手に視聴し始めたのが30分前ぐらい。その短い間にどうやらdnさんはヘソを曲げてしまったみたいです。

「マジで分からん、俺が何かしましたか？」

「………………した」

「えぇ…」

途方に暮れた俺の声に少しだけ溜飲が下がったのか、ずっと目を合わせてくれなかったdnさんがやっとこちらを向いた。怒っていると思っていたその顔は、どちらかと言うと拗ねているに近かった。

「dn？」

「動画のコメ欄見たら？視聴者さんmfくんの身体つきが男らしい、惚れたって言ってる」

「はぁ？」

「もーmfくん実写の時は全身モザイクにしたら？」

「はあぁ？？？」

動画のコメ欄、全身モザイクという単語がしばらく頭の中をぐるぐるしていたけど、思考停止していた脳みそがやっと動きだしてきた。と同時にdnには申し訳ないけど喜びの感情が込み上げて笑顔になる。そしてそんな俺の感情の変化を、dnは正しく汲み取ったみたいで面白くなさそうに頬を膨らませてしまった。

「dnさんそれって嫉妬？」

「なんだよっしちゃ悪いかよっ」

「そんなん言ったら、あなただって何あの狐のぬいぐるみ？あざとすぎませんかね？視聴者の皆さん、dnちゃん可愛い可愛いって言ってますけど？」

「だって怖いでしょ飛行機！何であんな鉄の塊が空飛べるんだよっ！」

子供みたいな駄々をこねる可愛い恋人の言い草に声をあげて笑ってしまった。益々頬を膨らませるdnさんは本当に愛らしい。そもそも全身モザイクって何だ、俺変質者になるじゃねぇか。両手でその頬を包んで一気に押すと、ぽふっと情けない音を出して口から空気が抜けていった。そのまま引き寄せて軽く口付ける。

「俺の身体なんてメンバーでも見たことないところまでdnは知ってるのに？」

そう言って揶揄うと、dnさんはまるで熟れたトマトみたいに赤くなりあうぅとかよく分かんない声を上げて毛布を頭から被ってしまった。俺は毛布の上からそのデカい塊をそっと撫でて抱きしめる。あーほんと可愛い。

『いつも嫉妬してんのはこっちのほうだよ、ほんと』

手を繋いで一緒にベッドに入るまであと1時間。