テラーノベル
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「お風呂イタダキマシタ…」
dnさんがぎこちない空気で言う。分かるー、こういう時間が照れ臭くていつまでも慣れないよな。俺もそう。
「はい、おかえりなさい」
dnさんの手を緩く握って引き寄せると、彼は素直に近づいて俺の隣へ腰掛けた。お風呂上がりのdnさんは、ほかほかでシャンプーの良い匂いがする。自分も同じものを使ったはずなのに彼の匂いだけがはっきり分かるのが不思議だ。
「三週間ぶりですが元気でしたか?」
「今さら何だよソレ…元気でしたよ?」
「じゃあ、寂しかったですか?」
ニヤリと笑って聞くと、dnさんはうぐっと喉が潰れたような音を発した後こちらを睨みながら言った。
「……寂しかった…っ!」
まーじで可愛い。
「俺も」
そう言って唇を押し付けると、dnさんは俺の首に腕を絡ませてゆっくりとベッドに沈んでくれる。何度か触れるだけのキスをした後、どちらからともなく口を開いた。舌を差し出して深く口付けながらdnさんの服を捲し上げて手を這わせると、彼は擽ったいのか身体を捩った。dnさんが大好きな胸の気持ちいいポイントを避けてその近くを何度も撫でていると、dnさんはぷはっと唇を離して真っ赤な顔をして抗議した。
「っそこじゃない、!」
「ははっ、ごめん」
ジト目で睨んでくるdnさん(威力0)を宥めて乳首を爪で引っ掻くと、彼は首を竦めて息を飲んだ。そのままぐにぐにと指で押し潰して遊んでいると彼はか細い声をあげる。
「あっ、あ、」
「dnさんもっかいキス」
そう言ってdnさんの顔を覗き込むと彼はふへへと笑った。どうかしたんだろうか。
「なに?」
「mfくんキス好きだよねいつも、んぷ、」
お見通しみたいな態度に気恥ずかしくなり、唇を塞いで黙ってもらいつつスウェットに手をかけると、彼は脱がしやすいように腰を浮かせてくれた。そのまま脱がせて下着の中に手を入れると、ぎゅっとその手を掴まれる。不思議に思ってdnさんの顔を見ると彼は口を押さえながらふるふると頭を横に振ってんん、とかうぅ、とか言っている。気をつけてたけど知らない内にdnさんに嫌なことをしてしまったのかも。
「ごめん、何か嫌だった?」
「…ちがくて…あの、……て」
「ん?」
安心させるために笑顔を見せると、dnさんは落ち着きなく視線を彷徨わせた後ぎゅっと目を瞑り、蚊の鳴くような声で言った。
「………舐めて欲し…」
「え、」
恥じらいながらのおねだりの破壊力凄まじい、百点満点。dnさん天才か?dnさんの下肢に移動してボクサーパンツに手をかける。ちらっと彼を確認すると、綺麗なオッドアイは期待でゆらゆらと揺れていた。
コメント
7件
ひっそりとヤマタ様の作品楽しみに見させて頂いてるものです。 ほんとに…もうヤマタ様の書く もふどぬが好きすぎて…🤦🏻♀️💕 続き楽しみにしております🙇♀️
2人の雰囲気がもうドンピシャでイメージ通りすじて、可愛くてクラクラしてました…このお話は上なんですね、わーいっ\(//∇//)\ 深夜0時、夜はまだまだ長いですね、楽しみです\(//∇//)\