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ボカロの曲パロです!

多少曲に関しての解釈の違いがある

場合があります⚠️


死ネタ⚠️


gkty、tygk


剣持[ ]

伏見『 』






剣持side




『 とやさんは俺の大事な友達っすよ!』


友達…

そう。僕達は友達だ

いや、違う

君は僕を友達だと思ってる


がっくんは友達が多い

すぐに他の友達の元へとかけていく


どうしたら、僕は君のたった一人になれる?

どうしたら僕は君の隣には立つことができる?


あぁそうだ


僕達が”友達”なら

それを利用すればいいんだ



そうして僕はがっくんのよくない噂を流した

女の子を殴る最低人間だとか

裏では性格最悪の人間だとか


そうしてがっくんを孤立させようとした



こうすれば、きっと僕を頼るよね

僕だけを見てくれるはずだよね



でも、がっくんはまだ僕だけを見てくれない


それなら





僕はがっくんをいじめることにした。


と言っても僕が直接手を下すわけではない

もっと計画的に、頭脳的に


頭の悪そうな連中に嘘を吹き込んで

がっくんに対する憎しみを植え付けて


クラスががっくんの敵となるように


帰り道

蝉がみんみんとうるさくないている

暑い夏の昼、汗が馴染むシャツ


さぁ、ここで物語の終焉だ

ここでがっくんが僕を頼るだけ

それで完結だ


[がっくん、最近元気ないですね]


全ては僕が仕組んだこと。この白々しい演技

自分でも笑えてくる


『 …っ!なんでもないっすよ!』


嘘だ。苦しいくせに

僕の手をとれよ

“友達”なんだろ?だったらもっと頼れよ

もっと僕を頼って、僕だけを見てよ


どうしてみてくれないの


まだ足りない?もっと追い込まなきゃ

[そっか]







次の日

がっくんの机に花を置いた


この花は”標的”の印

この日から彼はこのクラスの中にいない存在となる

窓の外のセミですらクラスメイトはうるさいと認識するのに

クラスの中にいる生身の人間がまるで認識されていないように振る舞われるのは

一体どんな苦痛なのだろう


こうすればきっと

僕を頼らざるを得なくなるはず



[がっくん]

『 あ、とや、さん』

君に話しかけるのはたった一人

僕だけ


ここには二人しかいないんだよ

二人だけの空間だ


このまま二人愛し合えることができたなら、

簡単に終焉へと向かうのに


どうして君はぼくの気持ちには答えてくれないの










そしてまた帰り道

午前授業で終わったこの日

空は真っ青で、キラキラ輝いていた

セミのうるさい声、滲む汗


そんな場所に君と二人

こんな透き通った世界で

愛し合うことができたらどれだけ

幸せなのだろう


『 とうやさん。』

[?どうしたんですか、がっくん]

『 俺、気持ちには答えられないかもです』


何を、言っているんだ

僕はまだ、何も言っていないのに


がっくんはいきなり走り出し、ガバンを投げ捨てて線路の中にたった


カンカンカン

遮断機がおり、電車が向かってくる


[!?ばっ、馬鹿っ!早くもどっ]


『 とうやさん。』

がっくんは俺の声被せるように声をあげる


『 俺全部知ってるんだ、』


全部?今までの行いのことか?

それともぼくの…思い?


『 でも、でもごめん。』














『 君は友達。』






キーーン


目の前に真っ赤な世界が広がる

さっきまでキラキラしていた青色を

全て消し去るように


聞こえるセミの声がいつまでもうるさくて

目の前に転がっているのは

さっきまで愛おしい人だったはずの肉塊と

ちぎれたお揃いのキーホルダー


[あれっ、あれ?]

おかしいな。あれ?

こんなはずじゃなかった


僕は君と一緒にいられれば

それで、よかったのに


二度とは戻ってこない

この夏に攫われてしまった君を

僕は愛していたのに

誰よりも、何よりも君だけを



[う゛ああぁあぁ゛!!!]

僕は肉塊を抱いたまま泣いていた

夏の静寂を切り裂くように


何度も頭の中でフラッシュバックする


君の最後の顔

友達と言い放った時の

物悲しげな表情



もう一度君に会いたい

君に会って謝りたい

僕が間違ってたって、

それでちゃんと好きだって伝えたい


今からでも

たとえ取り憑かれてでも

僕は君のそばにいたい



『 とうやさん』


[ハッ、]


声が、声が聞こえる


透明な君が、そこに立っている






君はただ僕を


僕だけを指差していた

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