shk × kn

※自傷行為表現あり

shk 視点

＿

幼馴染のきんときは俺のことが好きなんだろう

恋愛に疎い俺でも分かる

授業中も見てくるし さっきの登校中だってそう

少し揺れる瞳孔を向けてくる

俺の横を歩く時はなんかぎこちなくて 手も居場所を失っている

＿

きんときと付き合える なんて利点が多すぎる

話も合うし

好きなゲームだって一緒

勉強も運動もできるし

俺と違ってよく人のことを考えている

でも 俺自身きんときのことを恋愛対象として 見たことがない

だから 本当に俺でいいのか と心配になることが多々ある

あともう1つだけ問題点がある

それは自傷行為が激しいことだ

今は真夏で誰もが半袖短パンで過ごしたくなるような季節なのに

1人だけ長袖を着続けている

周りから  暑くないの？ と声をかけられても平然と過ごしているだけ

周りには自傷行為をしていることはバレてはいないが 仲の良いメンツはなんとなく察している

shk 「きんときー」

そう声をかければ  んー？ と言ってすぐに来てくれる

「ちょっとこっち来い」

＿

kn視点

「…お前またやっただろ」

放課後 急に人気の少ない廊下に呼び出されたと思えば 急に腕を掴まれて そう言われた

なんて答えればいいのか分からなくて黙っていたら 部室に連れて行かれた

shk 「腕出せ」

kn   「…平気だから、」

shk 「今日は部活無いし誰も来ねぇから早く」

棚から救急箱を取り出して 消毒したり包帯巻いたりしてくれる

kn  「ぃ”っ…」

shk 「よし、こんなもんだろ」

kn  「ぁ、ありがと」

shk 「あんまりやるなよ、貧血で倒れたらどうするんだよ」

kn  「分かってるよ ~ 、」

shk 「嘘つけ」

「俺この後 委員会の仕事あるから先帰ってて」

kn 「やだ 、待ってるから一生に帰ろ」

先帰ってて  なんて言われて 頷けるわけもない

俺が1人ぼっちで帰ることになっちゃうじゃん

shk 「俺以外に一緒に帰る人いねぇもんな笑」

kn  「は！？ んなことないし！」

あまりにも的を射ぬきすぎている

kn  「教室で待ってるからね！！絶対来てよ！！」

さっきシャークんに言われた  俺以外に一緒に帰る人いない   は大正解なので

強めに言って 勝手に帰らせない という意志を向けておく

shk 「はいはい 笑」

そんな軽い返事だけを聞いて シャークんと分かれた

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結末考えずに 話を進めているせいでおかしなところがあるかもです ‪🥲‎🙏🏻  ̖́-