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kn視点
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あまりにも暇だ
俺はあの誰かさんと違って本を読むことが大好きな訳でもないし 勉強だってする気になれない
何にもすることが無くて さっきシャークんに手当してもらったところを見ると 既に薄ら血が滲んでいた
なんで好きでもない人にこんなことするんだろ
気付いてる人だってシャークん以外は皆見て見ぬふり 、 それが普通だと思うけどね
「あ、きんときー!」
何かと思えば廊下からBroooockがこっちに手を振っていた
kn 「おー Broooockじゃん、 」
br 「何してるの ~ ?」
kn 「シャークんのこと待ってる」
br 「なんか面倒くさそうなことになってるよね 笑」
kn 「え、でも委員会の仕事だけだ って」
br 「そんなことしてなかったよ?」
「担任と話してたけど…」
は? 俺に嘘をついてまで何を話してるの?
俺じゃ信用ならなかったのかな
kn 「へー、…」
br 「てか、部活遅刻してんじゃん!」
「ごめんきんとき!また明日 〜!」
急にいなくなった、 嵐みたい
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shk 「ごめん、遅くなったわ」
kn 「んーん、平気だよ」
kn 「ねぇ…、 俺に嘘ついてまで先生と何話してたの?」
どうしても知りたかった、
シャークんはあんまり隠し事をしないタイプだ それなのになんで
shk 「あー… 見られてたんだ 笑」
「俺転校するんだよねー、しかもめっちゃ遠いの 、笑」
あまりにも急な報告すぎて飲み込めない
飲み込みたくもない
頭が真っ白になる
「だからさ、 もうすぐ大学受験だけどどうする?とか色々聞かれたり書類渡されたりしてたんだよねー」
もう決まっているんだ、
ifの話ならどれだけ安心できただろう
急に立ち止まって黙りこくった俺に声をかけてくれた
shk 「…嫌だよな ~ …そりゃ」
「俺だってきんときと分かれたくないよ、でもまだ親からしたら俺らだってガキだし 一人暮らしはさせてくれないし 、笑」
なんで、
kn 「やだ…っ」
少し前にいるシャークんの裾を震えた手で掴む
shk 「ちゃんと話さないとって思ってたんだけど 言い出せなかった」
泣くなよ、
重たいって思われちゃうだろ
嫌われるかもしれないだろ
shk 「…ごめん、 」
そう言われた瞬間シャークんの匂いに包まれた
シャークんの胸に顔を埋めて埋めて 思いっきり泣いた
その間シャークんはずっと頭を撫でてくれたり 慰めてくれた
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家に帰った後は 泣きまくって既に腫れかけている目を冷やしていた
まだ気持ちだって整理がつかないし また泣きそうになる
ぽけーっとしていると急にインターホンがなった、
玄関を開けてみると シャークんがいた
kn 「ぁえ、どうしたの…、?」
shk 「多分気持ちまだ落ち着いてないと思うけど 久々に遊ぼうぜ」
kn 「ぇ、ぁ 遊ぶ」
「ちょっと待ってて 準備してくる、!」
あまりにも急すぎる、
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俺の行きたいところに行くってなってカラオケに来た
来た はいいものの声が震えそうになる
shk 「きんとき、 引っ越した後だって会える時は会いに来るし 電話もしような」
kn 「言ったからね、…!絶対だよ」
shk 「約束する、だから … 」
シャークんはそこで言うのをやめた
kn 「だから、?」
shk 「やっぱ言わね 〜」
kn 「気になるじゃん!」
shk 「ま、時間はまだあるしそれまでは隣にいるよ 笑」
kn 「よろしくね」
shk 「あぁ 笑」
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今回は少し長めだったかも 🙏🏻 ̖́-