「殿下がお見えになられました。お嬢様!頑張ってください!」
(コメントしにくいなぁ。メイドまでも知るくらいにヤバいのよ?)
オリビアは殿下の婚約者候補だ。といってもオリビアは既にゲームの全ルートをクリアしている。結局は殿下と婚約者の関係になるのだ。
「こんにちはぁ………………。」
オリビアは笑っているつもりだったがとても笑っているようには見えなかった。
「こんなに早く来てしまってすいません。初めてですかね?僕はネラス·シュファナと言うんですけど、聞いたことありません?」
かなり可愛らしい雰囲気をしている。ニコニコとオリビアに話しかけてくれている。
(この子が………。この子がその噂を持つ?ゲーム内では回想シーンに子供時代が出てたけど……いい思い出しかないんだろうなぁ。)
(⚠人は自分に悪い記憶を忘れさせ、いい事だけを残そうとします!)
「あ………き…いた事ありますよ!信じて下さい。」
(自分の中では分かってるのに……ゲームどうり言えないのはなんで?)
ネラスはオリビアを心配しているようだがゲーム内ではそんな事はなかったと思われる。それに気づいてないオリビアはただ頑張って笑っていた。
「あの…お屋敷に入ってもいいですか…?」
「え!あ、良いです…よねお父様?」
とっさに聞いた。
コメント
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作ったんですね