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主人公、相手は自由に想像して


ベランダで煙草を吸っている

あなたの影が私の涙で滲む

「部屋が臭くなるから」

なんて、私に言ってまた私は部屋に一人。

でも、やっぱり寂しくなって私も出ようとする

あなたが灰皿に煙草を押し付けるのを見て

「私の気持ちも煙草みたいに燃え尽きる」(ボソッ)

なんてね、そんな上手くはいかないもの

「あとちょっと、」

うそつき

そうやってあなたはいつも私を期待させる。

「いつまで待てばあなたは迎えに来るの?、」

君は私をどう思っているの?

愛はカタチが変わって鋭い矢のように私に突き刺さる

「昔は暖かかったのになぁっ、ふはっw」

愛で私はまた気づついて……

「あぁ、もう嫌……」

君がベランダの灰皿に煙草を押し付ける

私の愛もそれに似てるのかも、なんて

煙草みたいに私の気持ちも燃え尽きる、

「なんて、そんな上手くはいかないかっ、w」

君の灰皿を眺めるとふと思った

私達の関係が燃え尽きていくあとのように

増えていく灰と

君から消えていく…減っていく愛

だから君は私の事なんてお構い無しになってしまったんだろう、

でもそれに気付けたのは遅かった

君が部屋でも煙草を吸い始めてからしかきづけなかったの、

私達が、幸せだったのなんて昔《いつか》の話_

私の前で一息煙草を吸って、君が吐いたのは醜い嘘

やっぱりちょっと臭かったあの時の煙草の匂いと私の気持ちが

宙に舞った煙草と一緒に私に染み付いて《キズをつけて》_


「あとちょっと」

なんていう、君《嘘つき》の言葉で私はまた期待をしてしまう

「いつまで待っても君は来ないよねっ、w」

君が私をどう思っているかなんてもう知っていたのかもしれない、

愛はそれでもカタチを変えて私を包んでいく

「冷たくなっちゃったねっ、」

君が私を迎えに来ないなんてとっくのとうに分かっているはずなのにそれでも君からの返事をずっとここ《ベランダ》で待っている

「っ、あーあっ、嫌なのになぁっ、w」


きっと私は灰皿に溜まる吸い殻の数だけ君の気持ち《嘘》を気付かないようなふりをしていたのかもしれない。

余計に私の心は傷つく


無意識のうちに君に押し付けてた愛を

知らないふりで背を向けて行ってしまった

君の後を追うように真似て吸ってみたけど

「これのどこが美味しいの?、w」

味なんて感じなかった

いつの間にか君の後を追って私も嘘をつく

偽りの愛はカタチを変える

「こんなことになるなら最初から出会わなければなぁっ、w」

とか言っても結局君への気持ちは染み付いたまま


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