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すると体育館の入り口に声が溢れる。
「 おはざーす。 」
「 おはようございまーす。あ、妃章さんがちゃんといる! 」
雀鉢高校の私ともう一人のマネージャーの透谷ちゃんが嬉しそうに言う。
「 んな、レアキャラみたいな言い方… 」
そう呟きながら洗濯物をかごに入れ込む。
「 部活を基本サボる由良妃章はレアキャラでしょ 」
入ってきた相馬さんがくすっと笑う。
「 ほんとだよー。双子のもう一人はもーっと真面目なんに。 」
シューズを履きながら渋谷先輩が言う。
「 所詮双子だって他人ですけど。 」
少しムカついた。あの咲多郎とか言う奴はなんか…うん…あれなの。うん。あれだから。
私とは違うから。双子だって、違う人間なんだし。
「 そんなのどーだっていいんです!ほら、妃章さん!洗濯しに行きましょ! 」
私より手際良く洗濯物を入れ込み二つに分かれたかごを一つづつ持つ。
「 んあ、ちょ。透谷ちゃん、重い。これ。重すぎる。 」
ドリンクを良く私が作って洗濯物は透谷ちゃんに任せてたけどこんなしんどいんんだ…
「 大丈夫ですよ!私週2でしてますから。 」
「 透谷ちゃんパワー5なの…?元々スポーツしてた…? 」
「 妃章さんが運動不足なだけですよ!それに私中学は手芸部でしたし。 」
「 でも私だって咲のバレーの練習には付き合ってるよ…?わーすご。典型的な女子。 」
「 もうちょっと動きましょう!ほんともう…妃章さんは無気力すぎるんです。全体的に。 」
「 えぇ…やる気とかならお母さんのお腹の中で咲に持って行かれたから… 」
「 なんですかそれ… 」
相馬 杢太郎 あいば もくたろう
ポジション:ウィングスパイカー
背番号:4
身長:178.7
体重:70.3
誕生日:3月8日
クラス:3年
好物:フライドチキンのゆず塩
最近の悩み:稜が俺に似て来てる
三条 透谷 さんじょう とうこく
ポジション:マネージャー
背番号:×
身長:146.7
体重:ちょ…非公開で良いよね…
誕生日:12月25日
クラス:1年
好物:ガトーショコラ
最近の悩み:マネになってからちょっと力ついたかも