話していると体育館裏にある洗濯機室まで着く。
そして洗濯機に洗濯物を放り込んで洗剤を入れる。
「 よいしょっと。これで完了です。じゃあ、ドリンク作りに行きますか。 」
「 そうだね。 」
体育館に戻る。
「 はーい。んじゃ2チームに分かれて試合形式すんぞー 」
「 はーい。 」
エースである新宿先輩の声が体育館に響く。
「 …みんな凄いよね… 」
ドリンク作りながら呟く。
「 あんなきっつい練習越えて全国まで行ってるんだもんね。普通に尊敬はするよ。 」
「 ですね…でも普通に話すと、私達と同じ、人間だ。高校生だ。ってなりますよね! 」
「 うん…超人なんて存在しないし、いつかは退化するからね… 」
「 んもぉ…縁起の悪い事を… 」
バレー部に入ったのは咲が心配だったから。あと特にどの部活にも行く気にならなかった。
でも雀鉢高校は全員強制入部だから。まぁ咲のおかげではあるんだけど。
雑務とかはめんどくさい。疲れるし。だけど、人が頑張ってる姿見ると。
ちょっと。
ちょっとだけの
興味が湧くんだよね
この人はどんな面白い事をしてくれるんだろう。
どんな新しいものを見せてくれるんだろう。
そう思うから。
そう思ってしまうのが私がこの部に居る理由かもしれない。
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