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り あ @ 💚 🍅
そりあ
昼休み 。
教室の隅で 、 やけに楽しそうな声が響いていた 。
「 けちゃぁ 、 それ違うって ~ 」
「 え 、 ほんと ? ちぐ教えてぇ ~ (泣) 」
「 いいよ 、 ここは ~ ~ ~ ~ 」
机をくっつけて 、 距離も近くて 。
ちぐとけちゃおが 、 笑いながら楽しそうに話してる 。
「 … … はぁ 」
その少し離れた席で 、 俺は頬杖をついていた 。
「 なんやねん 、 あいつら … … 」
別に気にしてない 。
… … はずやのに 。
やたら目に入る 。
やたら 、 笑い声が気になる 。
「 ちぐ 、 めっちゃ楽しそうやなぁ … …」
ぼそっと呟く 。
その瞬間 、 胸の奥がちくっとした 。
「 … は ? なんで俺がこんな 、 ッ 」
いらっ として 、 視線を逸らす 。
でもまた 、 無意識にそっちを見てしまう 。
ちぐが 、 けちゃおの方見て笑ってる 。
その顔は 、 さっき俺に向けていたやつと同じで 。
「 … おもんな 」
がたっ 、 とわざと大きく音がたつように椅子を引く 。
その瞬間 、 ちぐがびくっとして振り向いた 。
「 あ 、 ぷりちゃん !! 」
嬉しそうに手を振る 。
その顔に 、 一瞬だけ安心しかけて 。
「 … なに 」
でも 、 すぐにぶっきらぼうに返す 。
「 一緒にお昼食べよ ? 」
「 … 別にええけど 」
立ち上がって 、 ちぐの方に行く 。
けちゃおもこっちを見る 。
「 ぷりちゃんも来たんだねっ !! 」
「 … 悪いかよ 、 笑 」
「 いや全然 ~ 」
軽い調子 。
それがなんか気に入らんくて 。
「 … … ちぐ 」
「 ん ? 」
「さっき 、 めっちゃ楽しそうやったな 」
「え ? うん 、 楽しかったよ ? 」
にこっと笑う 。
その “ 普通さ が 、 余計にムカつく 。
「 … … ふーん 」
「 どうしたの ? 」
「 別に 」
沈黙 。
ちぐが少しだけ困った顔になる 。
「 ねぇ 、 ぷりちゃん 、 なんか変だよ ? 」
「 変ちゃうし 」
「 でも … 」
「 … … 俺とおる時より 、 楽しそうやったやん 」
ぴたり 、 と空気が止まる 。
「 あ … … 」
ちぐが目を丸くする 。
「 … あ 、 ちが 、 違うからっ 」
慌てて言い直そうとするけど 、 間に合わなかった 。
ちぐは、ふわっと笑ってこう言った 。
「 ぷりちゃん 、 嫉妬してるの ? 」
「 は !? ちゃう !! ちゃうわっ !! / / 」
「 … やっぱり かわいい 」
「 うるさい !! 」
思わず強く言う 。
けちゃおが「 … 僕はまぜちと ~ 」ってどこかへ行ってくれた 。
ちぐはそんなの気にせず 、 俺に近づく 。
「 ねぇ 、 ぷりちゃん 」
「 … … なに 」
「 俺が一番一緒にいたいの 、 ぷりちゃんだよ ? 」
優しい声で 、 まっすぐに言う 。
「 … … っ / / / 」
言葉が詰まる 。
「 けちゃとも楽しいけどさ 」
「 … … 、 」
「 でも 、 こうやって隣にいたいのは 、 ぷりちゃん 」
少しだけ距離が近い 。
逃げようとしても 、 逃げられない 。
「 … … ずるいわ 」
小さく呟く 。
「 なにが ? 」
「 そういうとこ 」
ちぐさくんは 、 またにこっと笑う 。
「 だってほんとのことだもん 」
「 … … はぁ 、 / / 」
ため息をついて 、
「 … … もうええわ 、 ッ / 」
って言いながら 、 隣に座る 。
でもさっきより 、 距離が近い 。
「 ぷりちゃん 」
「 なに 」
「 機嫌直った ? 」
「 … 別に最初から悪ないし 」
「 そっかぁ 」
くすっと笑う 。
そのあと 、 小さな声で 。
「 … 大好き 、 」
「 、 おれも / 」
「 えへへぇ … 、 笑 」
「 … … どあほっ / / 」
でも今度は 、 ちゃんと嬉しそうに笑ってた 。
~
なう 2026/04/12 1:17