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※マフィアパロ
※女体化
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「じゃあ、おらふくんはここの調査。猫おじはPCで情報収集。ぼんさんとMENはみんなの分も準備しといて。」
「「「「分かりました。」」」」
そう返事をするとそれぞれ任務へと動きだし、この階には僕だけが残った。
皆の司令塔としてしっかりと周りの状況を見ながら指示を出す。ボスとしても、全ての仕事に責任を持つべきだろう。少しも手を抜いてはいけない。
たとえ侵入者がいても。
僕一人の部屋に窓を割る音が響いた。
「あれ、一人だけか。」
てっきりもっと居るのかと思ったんだけど。
入ってきた少年は戸惑ったようにこちらを見ていた。まだ全然慣れていないようだ。
「あ、あの!任務で来たんですけど、えっと、、どうしよう、」
思わず目を見開いた。初任務だろうか。金髪で上裸という奇抜な姿に驚くのなら分かるが、それでもこちらと話そうとする者は居なかった。
まぁ、そうやって油断させる作戦かもしれない。気を引き締めて行こう。一応筋肉には自信があるのだ。
「君が侵入者である以上、このまま帰す訳にもいかないんだ。」
「え、ぁ、」
こちらが構えると向こうはナイフを突き出してきた。
小柄な彼はきっと筋力じゃ勝てないだろう。ナイフを持っていても使いこなせないはずだ。
しかし、そんな予想に反して彼はそのナイフを完璧に利用し、鋭い蹴りで僕にダメージを与えた。
僕がナイフを避ければ空かさず蹴りを入れ、こちらの攻撃を避けながら
「す、すいません。俺も任務なんです。だからちゃんと殺らないと…」
と話しかけられる余裕を持っている。
その少年は先程の様子からは考えられない程強く、速かった。このまま戦い続ければ間違いなく僕は負ける。
どうするかと思考を巡らせていると、少年のはね気味の深緑の髪がふわりと視界の端に消えた。
「え、!」
少年がいきなり倒れたのだ。動き回っていた反動かと思ったが、どうやら違うようだ。よく見ると顔色が悪く、腕や脚も細い。きちんと食事をとれていないのか。
また動きだしたら困るので申し訳ないが拘束させて貰おう。
「ドズさんまたカチコミされたの?」
「あ、ぼんさん。いや、カチコミっていうか任務らしいんだけどさ。」
僕はぼんさんにさっきのことを話した。少年の様子がおかしいことを伝えるとぼんさんは眉間に皺を寄せ、「あの組織か…」と呟いた。
「知ってるんですか?」
「あー、うん。あそこのボスがとんでもないクズでさぁ、幼い子とっ捕まえて無理矢理部下にして働かせてんのよ。ろくに食事もさせずに、しかも報酬も安くて、ホント最悪。」
「うわぁ。」
「この子もきっとやらされてんのよ。可哀想だわあ。」
「言い方悪意あるでしょそれは。」
「ま、話聞いてみないと分からんよ。目覚ますまで待ってよう。ドズさん点滴。」
「はいはい。にしても珍しいですね。いつもならすぐ殺すのに。」
「そっちこそ。」
「はは、なんか出来なかったんですよ。だってあんなに強いんですもん。是非うちに来て欲しいです。」
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