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4 - episode 4 寝たくない

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2025年07月13日

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遅くなりました > <


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「……〇〇、もう寝る時間だよ」

涼架が腕を組んで、ベッドの端からじーっと見つめてくる。


「うぅーん……もうちょっとだけっ……このボス倒したら、ほんとにやめるからぁ……」

布団に潜り込んだまま、スマホの画面をじっと見つめて親指を動かす〇〇。


ベッドライトのやわらかな明かりに照らされたその表情は、真剣そのもの。


「“このボス倒したら”って……さっきも言ってたよね?」

滉斗がソファから立ち上がって近づいてくる。

「何回目だと思ってんの?」


「ほんとにほんとに、今度こそ最後っ……あっ!回復切れた!やばっ……!」

〇〇は自分の世界に入り込んだまま、焦りながらポーションを連打。


「……だめだこりゃ」

元貴が小さく笑ってから、ふらっとベッドに腰掛けた。

「〇〇ちゃん? 言って聞かない子には――おしおき、だよね?」


「っ……へ?」

振り向いた瞬間、スマホがひょいと元貴に取り上げられた。


「もっくん!? ちょ、それ、ボスっ、今ちょうどいいところ――!」

手を伸ばす〇〇を、すかさず滉斗が後ろからがっちりホールド。


「暴れるの禁止。悪い子は、ちゃんと寝かせないとねぇ?」

耳元で涼架が囁く声にゾクッとして、〇〇の背筋が震える。


「ふふ……おしおき、決定♡」

元貴が没収したスマホを棚に置くと、3人で〇〇を取り囲んで――


優しく、でも逃さないように、甘いくすぐりとキスの雨を降らせ始めた。


「ひゃ、やだっ、くすぐった……っ♡! ごめんなさいっ、もうしませんっ、やめっ、やだ、っふぁ……♡!」


「ほんとに反省してる?♡ まだ全然分かって無さそうだね…俺らより楽しいことあるみたいだし……もっと強めにしよっか♡」

「おやすみのキス、百回コース決定♡」

「じゃあまず俺から、10回くらい、ね?」


――夜は、まだまだ長くなりそうだった。



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