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ライブリハーサルを終えた後、メンバーは楽屋でくつろいでいた。
佐久間は、手にしていたスポーツドリンクを飲み干しながら、ふと向かいの席に座る俺を見た。
🩷「阿部ちゃん、最近さ、忙しそうだよね?」
💚「まぁね。ツアーの準備とか、番組の収録とか…考えることは色々あるよ。」
俺は手元のノートパソコンを閉じて、軽く肩を回した。
🩷「それにしても、阿部ちゃんってほんと真面目だよな〜。俺だったらとっくにパンクしてるわ。」
💚「佐久間がそんなこと言うなんて、珍しいね。」
🩷「いやいや、俺だってちゃんと考える時はあるんだから!」
佐久間がむくれたように唇を尖らせる。
💚「まあ、佐久間はいつも楽しそうに見えるし、そこは尊敬してるよ。」
🩷「えっ、阿部ちゃんに褒められた!やった!」
💚「別にそんな大げさなことじゃないでしょ。」
🩷「いやいや、俺にとっては超大事なことだから!」
俺は少し呆れながらも、どこか嬉しそうに笑った。
──こうして話していると、昔から変わらない佐久間の無邪気さに安心する。
その時、楽屋のドアが開き、ふっかが顔を出した。
💜「お前ら、そろそろ帰るぞー。」
🩷「えー、もうちょっと話してたいな〜。」
💜「明日もリハあるんだから、早く帰れ。」
🩷「ちぇっ。」
佐久間は仕方なく立ち上がり、俺の肩をポンと叩いた。
🩷「じゃ、また明日な!」
💚「うん、お疲れ。」
佐久間の明るい声を聞きながら、俺は静かにノートパソコンを開き直した。
──でも、佐久間が話しかけてくれる時間が、最近やけに心地よく感じるのは…なんでだろう。