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大好きだった。ずっとずっと前から。笑ってるところも、怒っているところも、泣いているところも全て愛おしかった。けど好きだなんて言えなくて、この気持ちに蓋をして生きていくと決めた。のに…君は僕に告白してきた。


告白されたのは学校裏だった。

[ずっと前から好きだった]

君はそういった。正直言うと嬉しかった。同じ気持ちなんだって。この気持ちは持っててもいいものだって。…このときの僕は未来のことなんて知らないからね。


彼と付き合ってから数ヶ月。夢みたいだった。愛してる人とずっと一緒にいることができて。彼はずっと僕に[好きだよ]って言ってくれた。幸せだった。このまま時が止まればいいのにって毎日思ってた。けど時間は過ぎていく。

とある日彼の友達が話しかけてきた。             

[お前さあいつに踊らされてるよw]                 [は…?]                                                                           [あいつ嘘告だよw]                                                          心が少しキュッとなった。本当は僕だって思ってた。成績優秀で、運動もできて、性格も良くて、おまけに顔もいい。僕何かとつり合うわけがないのに。…自己兼用感で押しつぶすされた。幸せな毎日を知ってしまったから彼がいない生活には戻れない。偽りの愛を囁かれてたなんて考えたら気づけなかった自分に腹が立ってくる。ずっと僕のせいで彼を縛り付けてたなんて考えたら申し訳なってくる。彼が縛られ続ける必要なんてない。彼は優しいから自分から別れを告げることができなかったんだよ。きっと。                                                                                         [君を縛り付ける僕なんていらないよね]                      そう自分の心に語る。君のためにいなくなれるならこの世にいなくてもいいや。                                        夢の世界はいつかは終わってしまう。ずっとずっと君と生きて行ければ良かったな。なんて僕だけの願望だったけどね。

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