テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#かんとりーひゅーまんず
みずか
3,668
882
#転生
Chiri
1,910
イギリスはそこら辺のスーパーの帰り謎の紙を見つけた,きっとイギリスはこの紙だから拾ったのだろう,だってその手紙はイギリス宛になっていたのだから
「…これ,見るのは流石に無礼ですよね…でも,見たことを言わなければいいですよね!いいんですよね…」
自分に答えを迫っても何も変わらないのに必死に見ていいのかダメなのかを判断しようとする,でも…その前にイギリスのスラッとした綺麗な指がそのハートのシールを剥がしていた
『拝啓,イギリスさん
これはラブレターです,私は訳あってこれを誰かに渡されました
見つけて,だそうです
1週間以内に見つけないと,絶縁します
だそうです
シーランド』
「は?」
流石にこれはこう思うしか無かった
シーランドに渡される予定ということはわかったのだがどうして本人から渡さないのかというのは鈍感なイギリスには分からなかった
「ッ…てか,見つけなかったら,絶縁…」
実際自分の好きな国なのかもしれないのだから,この一週間気が抜けるわけがなかった
(…あれ,シーランドに教えてもらえばいいじゃないですかー!私てんっさいですねー!!!)
「あ…ちょうどいいとこに」
「は?なに?」
「これ!誰なんです!?わたしにラブレターを送ってきた国は!」
「…ッ…なんで中身みてんの!?
デリカシー無さすぎじゃない!?」
「えー…まぁ,ラブレターなら大丈夫かなって」
「それじゃあ…アメリカとカナダがラブレター送りあってたら?」
「…引きますね」
「でしょ!?てか本国達絶対バレたくないから今度から見ないように!」
「なんか言いくるめられた気が⋯」
「言いくるめてはないけど」
「シーランドはなんか知りません?
教えてくださいよ⋯こっそりでいいので」
「⋯それが秘密だから言えないんだよ
お金もらってるから言うわけにいかないんだよ」
「お金!?!?そんなに私にラブレター渡したいんですかね?」
「いや,それ相手の問題だし巻き込まないで?」
「無理ですかぁ⋯なら!シーランド!
一緒に探しましょう!」
「は!?なんで俺が?」
「まー,ついてくるだけで大丈夫なので!」
「⋯拒否権は?」
「あるわけ無いでしょう」
「ゲッ⋯」
「そうだ!この一週間日記をつけましょっ!見直してこいつ怪しい⋯ってできることができますね!」
「その展開早々なくね?」
「もしかしたらあるかもなんですから!損はないですよー!」
そう言いカバンを漁り始めたすると数秒で漁るのをやめる
「この手帳になら大丈夫ですね」
『ラブレター送ってきた国日記
今日はラブレターを拾った一週間で見つけなかったらぜつえんされるらしいです,あとシーランドとあいました』
「小学生の日記感しかない⋯
しかも漢字書けてないのあるし」
「こっちの方が手書きの温もりも感じられるんですよ!?」
「⋯何その温もり」
ここから1週間の日記が始まった
2日目
シーランドが全然探す気なかったです
イタリアさんに聞いたらニヤニヤされました,なんか違いそうです
3日目
ドイツさんに聞いたら「俺がラブレターで告白すると思うか?第一お前には恋しない」って言われました,酷いですね
4日目
ふらんすに聞いたら「僕心当たりあるけどぉー,教えてあーげない!シーランドもそう思うよね?」ってきいてなんかシーランドビクついてました,なんかふらんすが変なことしたんですかね
5日目
日本さんに聞いたら「⋯え?⋯どんかんすぎですね」って言われました,どんかんってなんでしょうね,変な響です
6日目
なんかろこつシーランドがあと1日だよ!?大丈夫!?って焦らしてきました,性格悪いですね
イギリスは今日もただただとぼとぼとと集合場所に向かっている,昨日のシーランドの焦らせなんて覚えていなかった
「あ,シーランド今日で七日目ですねー」
「いやいやいやっ!7日目ですねーじゃないのよ!今日中に見つけないと縁きられんだよ?」
「わたしの事そんなに好きなのに縁切られるんですよね⋯ならいいやって」
「へ!?⋯まぁ今日だけだし!探して⋯見よ?」
「シーランドから誘うの珍しいですね!」
「⋯まぁどおだっていいだろ」
「まーそうですね」
「じゃあわたし今日は日帝さんとか聞いてきますねー」
「⋯俺は今日もここらへんウロウロしてる」
「じゃあ行ってきますねー!」
「⋯アイツ鈍感すぎ」
残念ながらそのつぶやきはイギリスには聞こえなかった
「日帝さぁーんっ!ラブレターってわたしに送りましたぁー?」
「ラブレターって⋯恋文のことか?」
「まー,多分響き的にそうです!」
「うーん⋯知らないな,役に立てずすまない」
「いやいやいやっ!候補が1国減ったのでー!それではぁー!」
「⋯全員怪しくなかったし,うーん⋯あと誰なんですかね⋯てか縁切らせれば,わかんじゃねーですか?てか⋯それだと話してくれないですね⋯あ,シーランド」
イギリスは駆け寄ろうとしてやめた,代わりに尾行しているような体制で近づき始めた
その理由は,シーランドの顔が寂しそうで無理に笑おうとしているような顔で,独り言を言っているように見えたからだ
「アイツ⋯イギリスと縁切るって嘘ついたけど⋯まぁ⋯切るわけないよな,だってまだ⋯何だもんな⋯好き」
胸に手を当て,しみじみしているシーランドを見てただただ驚くしかなかったイギリスは思わず声を出してしまう
「え?」
⋯と
「は!?意味わかんない!なんで盗み聞きしてんの!?⋯聞いたんだよな?」
イギリスがコクンとバカ正直に頷くと
「忘れろよ!」
「え?てことは自作自演ってことです?正直に言えばOKしたのに⋯遠回りしてますね」
「⋯え?正直に言えばOKした⋯?」
「あっ⋯///」
「ふぅん⋯イギリスも俺のこと好きなんだ?」
「ちっ違っ⋯」
「もう⋯いったことは消せないんだよ?」
そういうシーランドの顔は余裕の笑みで溢れていた
「⋯なら⋯両思いなら⋯つっつきあっ⋯付き合って⋯くれます,よね?」
「ッ⋯」
「正直に言わないと後悔しますよー?」
「⋯付き合うよ」
「ッ⋯やった⋯ありがとうございますっ!」
「うわっ⋯抱きつくなバカ!」
そういうシーランドの顔は笑っているような幸せそうな顔で照れていた
⋯そういえば,🇱🇸レソトっつぅ国がなんと昔自分から大英帝国に保護されに行ったんですよ!?⋯大英帝国を愛していたということで?異論は認めます
コメント
2件
レソト…お前英帝の良さがわかるのか…🇱🇸なるほど…フランスと話してた時震えてた(?)のはそ~ゆうことなのね〜?(・∀・)ニヤニヤ
ああ、第4話読みました!イギリスの鈍感っぷりが本当に愛おしいですね。「どんかんってなんでしょうね」って真顔で書いてる日記、思わず笑っちゃいました。シーランドが「アイツ鈍感すぎ」って呟くシーン、あそこ胸にきましたね…。最後の「正直に言えばOKしたのに」からの展開、両思い確定の流れがじんわり温かくて、読んでてこっちまで照れました。レソト豆知識も面白かったです!