テラーノベル
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いたい
いたい
いたい
くるしい
ひとり
ずっと?
いたい
傷か心か分からない
でも、痛くて
悲しくて
苦しくて
全部忘れてしまいたくて
「グスッ…痛い”よお…!」
「あらあら…痛いの痛いの~?パパに飛んでいけ~!」
「あいたたたたた!いたた!」
「ふへっ…あははw」
路地の暗がりから見るその光景が、やけに目に焼き付いて。
「…痛いの、痛いの、飛んでいけ」
どこに?誰に?
意味なんてない。
ただの子供だまし。
分かってるかど、欲しがってしまうのは、悪い子だから。
「いった」
「お前が…お前が悪いんだ!!」
「なぁ、ちゃんと急所狙わなあかんやろ」
「来るな!!」
「あい、さいなら」
「っ…!!!」
「…はぁ…」
「!?ジンさん?!?!」
「わあ、シンくんやん」
「肩血出てますよ?!」
「ちょっとね~?気にしやんで!」
「気にしますよ?!えっと…ハンカチ…うわない…!!」
「ほんま大丈夫やって~、龍ちゃん来るし?」
「んー…あ、じゃあ…」
「ん?」
「痛いの痛いの、お空に飛んでいけ~!」
「っ…」
「って…年上にやることじゃなかったですか?」
「…んーん、痛くなくなった。ありがと、シンくん」
「!はいっ!」
痛いの痛いの、飛んでいけ。
それだけで全部軽くなった気がした。
「…僕のヒーロー」
「ん?何か言いましたか?」
「なんもないよ」
「そうですか」
この子が居ると、一人じゃないって思えるから。
僕の、ヒーロー。
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