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⚠ 注意
本書の内容はすべてフィクションであり、
実在の人物や団体とは一切関係ありません。
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登場人物名
ドミニク ・ サントロ
サミー ・ ゴースト ・ ワイズ
ヴィンセント ・ ヴィニー ・ ロッシ
ロコ ・ サントロ
カルロ ・ ガンビーノ
ビル ・ スネーク ・ ヴィンチ
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マンションを出たドミニクが地下駐車場へと降りると、そこには黒塗りのキャデラックのボンネットに腰をかけ、退屈そうに欠伸をする、ヴィンセント・ヴィニー・ロッシの姿があった。
「遅かったですね、ドミニク。あのヘビ野郎からの電話が長引いたんですか?」
「ああ、相変わらずな。それより、ヴィンス、車を出すぞ。今日は運送の定例報告だ。ビルも、ドンも来ているはずだ。」
ヴィンセントは運転席に座りながら。
「チッ、ビルも来るのか。あいつ、ドンの隣に座ってるだけで偉くなってるつもりでいやがる。…ドミニク、あんたが副首領になるべきだって、みんな言ってますよ。」
「余計なことを口にするな。壁に耳ありだぞ、ヴィンス。お前は黙ってハンドル握ってりゃいい。」
ヴィンセントは鼻を鳴らし、アクセルを強く踏み込んだ。
タイヤが悲鳴をあげ、車はリバー・ノースの喧騒を抜けて、ミシガン湖沿いの工業地帯へと向かう。
港の近くの広大な敷地に建つ「███運送」の倉庫。
大型トラックが行き交う一角にあるプレハブのオフィスは、表向きは運送会社の事務所だが、その奥にある重厚な扉の先は、レイクサイド・クランの本部となっている。
中に入ると、すでにロコ・サントロがソファーに腰を掛け、書類に目を通していた。
「…来たか、ドミー。」
「親父。……ドンは?」
「奥の部屋でビルと話している。…はぁ、ビルの奴、また古い構成員の支持を盾に、自分のシマを広げようって画策しているようだ。」
そこへ、奥の重厚なドアが開き、屈強な男が出てきた。
ドン ──カルロ・ガンビーノだ。
その後ろを、不満げな表情のビルがおってくる。
「ドミニク、待っていたぞ。状況はどうだ?」
「ドン。カジノの件は現在調査中です。数日中には、中抜きをしていたネズミを始末し、数字を戻します。 」
「…フン、悠長なことだ。俺の時代なら、翌朝にはそのネズミは湖のそこだったがな。ドン、こいつら若い世代に任せっきりにするのはリスクが大きすぎるのでは?」
「……あんたの時代なんて、誰も興味ねぇよ。」
そう、ヴィンセントがボソリと呟く。
「…なんだと?小僧、もう一度言ってみろ。」
一気に室内の温度が下がる。
「……失礼しました、ビル。ヴィンスは少し、朝のコーヒーが足りなかったようです。ビル、お言葉ですが、時代が変われば始末の仕方も変わります。」
カルロは静かに目を細め、ドミニクとビルを交互に見つめた。
「喧嘩はやめろ。我々はファミリーだ。……ドミニク、サントロ…いや、ロコ。少しの残れ。お前たちに話しておきたいことがある。」
ビルは吐き捨てるように鼻を鳴らすと、ドミニクを睨みつけながら部屋を去っていった。
「ドミニク、俺は車で待ってますね。」
ヴィンセントはそういうと、ビルと鉢合わせないように、少し時間を置いてから部屋を出た。
残されたのは、ボスと、その相談役と、一人の幹部。
「…ビルが動くつもりですね。ドン。」
「ああ、奴は古株を集めて、私の退陣を求めている。…ドミニク、お前に頼みたいことがある。これは組織の…裏の仕事だ。」
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| ヴィンセント ・ ヴィニー ・ ロッシ (26)
ソルジャー (構成員)
色んな人 から ヴィンスと 呼ばれている
| ロコ ・ サントロ (64)
コンシリエーレ
弁護資格を持っている。
ドミニクの義理の父親。
ドミニクの 事を ドミー と呼ぶ
(幼さが残る呼び方)
| カルロ ・ ガンビーノ (47)
ボス (ドン )