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【 それでも笑ってくれるのなら 】
rk(♂) × srimr(♂)
mmmr様の二次創作です
御本人様には関係ありません
地雷の方はUターンお願いします!
子供を誘拐した。
近所の家の子供だ。
まだ義務教育を卒業してない、幼い幼い小さな子供だ。
rk「おはよ、rimr」
rimr「あ!rkさん!!」
rimr「おはようございます!」
起床してきた彼に声をかけると、ニコッとした健気な笑顔を返してくれる。
その笑顔に癒されると共に、自分の胸に黒く重たいものが積もり重なったのを感じた。
rk「朝メシできてるよ」
rimr「ほんとですか!?」
rimr「わぁ〜い♪美味しそう!」
rimr「いただきます…!」
rk「ん、いただきます」
二人で小さな食卓を挟み、俺が作ったばかりの温かい朝食を食べる。
rk「rimr、慌てて食べ過ぎ」
rk「米粒もついてるし…」
しょうがなく彼の頬に手を伸ばして、米粒を取ってやる。
rimrは食べ物がたっぷり詰まった口で、「はひはほうほはいまふ、」と恐らく感謝の言葉を述べた。
rk「……そう言えばrimrって、今何歳だっけ?」
彼の元気な子供らしい仕草に、こいつの年齢を知らないことをふと思い出す。
この会話だけ見れば、仲の良い大人とそれを慕っている子供のものだが、その実、誘拐犯と誘拐された被害者という構図で見れば、第三者はひどく恐ろしい印象を持つだろう。
一見すると家庭的なこの風景で、誘拐犯と対象の子供という関係性が、目に見えない水面下でアンバランスな異質さを放っていた。
rimr「自分は来月で14になります!!」
rk「…そうか、」
__年の割には背が低いな。それにしてもまたこいつは…
何を聞いても、どんなことで話しかけても、嬉しそうに答えてくれる彼に、もうないと思っていた自分の善心がその都度揺さぶられる。
rimr「なんですか、誕プレとかくれるんですか…!?笑」
rk「それはねぇよ、笑」
rk「俺が貧乏なの知ってるだろ笑」
一部屋しかないボロボロのアパート。2人分の食事を置くのがやっとな小さな食卓。
俺の、ひいては俺達の経済状況は思わしくない。
自分から誘拐したくせに、惚れた子供一人満足に養えないのかと、自らの無力さに腹が立つ。
rk「……………ごめんなぁ…、」
自分勝手にお前を誘拐なんかしちまって。
俺のわがままに付き合わせて。
rimrに恨まれてんだろうな。きっと。
お前は俺の機嫌をとるために、死ぬほど怖い気持ちを頑張って隠して、人懐っこく明るく振る舞ってんだろ。
rimr「…冗談ですよ…!!」
rimr「自分はrkさんと一緒にいられるだけで嬉しいです!」
rk「ほんとかぁ?それ」
rimr「本音ですよ!!」
ほら、今もそうやって輝かしく笑う。
その光は、俺には少し強すぎるよ。
rk「…………rimr、」
rimr「はい?」
rk「…もう、終わりにしないか、?」
rk「俺、自首するよ」
自分は誘拐された。
rkさんという人に。
ううん、
” 助けてもらった “。
「やめて…!!やめ__!!」
rimr「はっ…、!」
夢にうなされた自分の声で目覚める。
アパートの低い天井が寝ぼけた視界に広がった。
rk「おはよ、rimr」
rimr「あ!rkさん!!」
rimr「おはようございます!」
起き上がり台所に向かって、rkさんとおはようの挨拶を交わす。
少し昔を思い出す嫌な夢を見てしまったから、彼の優しげな声が身に染みた。
rk「朝メシできてるよ」
rimr「ほんとですか!?」
バッと勢いよく食卓の上を見る。
そこには、一般的に豪華とは言えないものの、しっかりと栄養バランスが考えられた質素な朝食達が置いてあった。
rimr「わぁ〜い♪美味しそう!」
rimr「いただきます…!」
rk「ん、いただきます」
二人で小さな食卓を挟み、rkさんが作ったばかりの温かい朝食を食べる。
rk「rimr、慌てて食べ過ぎ」
rk「米粒もついてるし…」
そう言って彼は自分の方に腕を伸ばし、頬っぺのご飯を取ってくれた。
rimr「はひはほうほはいまふ」
彼からもらえる甲斐甲斐しい世話を、自分はいつも拒否することなく享受して甘える。
こうすることで、彼と本当の家族になれた気がした。
rk「……そう言えばrimrって、今何歳だっけ?」
何を思ったか、彼がいきなり自分の年齢を問い質してきた。
口いっぱいに頬張ったご飯を、ごくりと飲み込んでから答える。
rimr「自分は来月で14になります!」
rk「…そうか、」
彼が自分のことを知ろうとしてくれたことが嬉しく、ウキウキで答えると、彼の顔に曇りができた。
普段から彼は元気がないというか、一歩引いて落ち着いている印象を受けていたが、最近は更に表情が暗くなっていくのを感じている。
rimr「なんですか、誕プレとかくれるんですか…!?笑」
rk「それはねぇよ、笑」
rk「俺が貧乏なの知ってるだろ笑」
彼を笑わせようとして冗談を言ったが、彼は自虐めいた笑みを浮かべるだけで、また沈んでしまった。
いらないことを言って失敗してしまった後悔が身を貫く。
rk「…………………ごめんなぁ…、」
__誕生日プレゼントなんていらないのに。
自分の一言が彼をかなり傷つけてしまったようだ。
rimr「…冗談ですよ…!」
rimr「自分はrkさんと一緒にいられるだけで嬉しいです!」
rk「ほんとかぁ?それ」
rimr「本音ですよ!!」
そう。彼は自分を愛してくれている。
自分が欲しいのは愛情だ。
愛情こそが最高のプレゼント。
なのに彼は、そのことに気づいていない。
rimr「……」
そのことを言おうか迷ったが、なんと言ったらよいか分からず、また余計なことを言って彼を傷つけることになるのではないかと思うと、うまく言葉を紡げなかった。
何より、彼の自由を縛る重りになりたくなかった。
沈黙を破ったのは、彼の方だった。
rk「…………rimr、」
rimr「はい?」
rk「…もう、終わりにしないか、?」
__え、?
今、なんて…
rk「俺、自首するよ」
やだ、やめて……
怖いよ、戻りたくないよ、………
本当はこんな選択なんてしたくない。
でも、それが彼のためになるのなら
これで心から笑えるようになれるのなら、
二人離れ離れになっても、
……いいのかな。
コメント
3件
めちゃくちゃいい………こういうシチュ?好きで…ありがとうございます……最高…
うわあああもう第20話か…!読むたびに胸がギュッてなる…😭💔 rkさんの「ごめんなぁ…」の罪悪感と、rimrくんの「一緒にいられるだけで嬉しい」っていうまっすぐな想いが交差するシーン、ほんとにもう感情がぐちゃぐちゃになるよ…。誘拐っていう重い設定なのに、お互いを想う気持ちが純粋すぎて泣ける。 「自首する」って言い出したrkさんに「やだ、戻りたくない」って心で叫ぶrimrくんの心情描写が丁寧で、続きが気になって仕方ない…!この先どうなっちゃうの…? ( ;∀;) 更新待ってます!!
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