リクエスト嬉しすぎてすぐ作っちゃいました
9話と繋がっています
父さんは思い切り灰皿を振り上げた
ゴッ
灰皿は俺の頭に降り注いだ
鈍い音とともに鋭い痛みが俺の頭を襲う
[い゛っ、]
俺はその場に倒れ込んだ
頭から暖かい血液が流れ出す
「よぉ゛し湊ぉ゛もう少し我慢しとけよぉ゛」
[や゛、めでよ゛…、父さっ]
嫌だよ
これ以上は死んじゃうよ
死にたくない
死にたくない
こんなところで
嫌だ
父さんはもう一度高く灰皿を振り上げる
こんなところで死ねない
だって
俺はまだ明那に
[好きだって…、伝えてない]
ゴッ
明那side
ふわっちのいる場所はきっと家だろう
間に合ってくれ…!
ふわっちの家に着くと
なぜだかやけに静かだった
玄関の扉を無理やり開く
そこには
『 は、?』
血を流して倒れているふわっちが、いた
近くには血のついた灰皿が転がっている
父親に…やられたんだ
『 ふわっち!!』
急いでふわっちに駆け寄るが
すでに冷たかった
まさか、違う、そんなはずない
ふわっちが、しんだ…?
守るって誓ったのに
幸せにするって約束したのに
一緒に暮らそうって
、
それに俺
まだふわっちに
『 好きだって、大好きだって、言ってないよ…、』
目を開けてよ
愛おしい声で明那って呼んで
俺の方みて笑ってよ
ねぇ、
『 ねぇ、ってば、』
何度揺さぶっても
何度声をかけても
ふわっちが動くことはなかった
『 ふわっち、ねぇってば、』
お願いだから…
おれ、ずっとふわっちと
一緒にいたいよ
あぁそっか
思いついた
ずっと一緒にいる方法
俺は近くにあったナイフを手に取った
俺もそっちに行けばいいんだ
『 ふわっち、待ってて、今行くね』
ザクッ
思い切り自分のお腹を刺した
『 これで…、ま、た一緒に…』
Bad End 後追い
コメント
11件
涙で前が見えません。ありがとうございます
感情で動くあきな好き過ぎ
うわぁぁ、後追いぃぃ 父親をやってしまうんじゃなくて、自分が後を追うっていうのがもぅ…… 不破が先っていうのが好きです\(^^)/