わたくし達はあの後持って来てもらった服を着て今の場所から離れた茶菓子屋の外の椅子に座って茶菓子を楽しんでのんびりしていた
もちろん,髪飾りは忘れずにつけている
『でも,これからどうすりゃいいんでしょうか…』
わたくしがそう溢すと,ミサキが思い出したように言った
ミサキ「そういえば前にカゲツが小学校に潜入捜査出来る人探してって言ってたよね」
『言ってましたね……まさか』
いや,まさか…!
ミサキ「行こっか!潜入捜査!」
『いやですよ!』
わたくしはすぐに反対した
イッテツ「え,楽しそうなのに?」
そう言ってイッテツさんは首を傾げた
そうだった,イッテツさん知らないんだった
わたくしはその小学校がどこにあるか教えた
『米花町ですよ,その小学校があるの』
イッテツ「え?!米花町って……日本最大の犯罪都市じゃん!」
うん,そりゃそんな反応になるよね…
『なんでも,我々の脅威になりうる人物がなんらかの原因で幼児化し,米花町の学校に通っているらしいです』
イッテツ「…………もしかして,工藤新一という高校生探偵?」
流石イッテツさん。こういう時は頭の回転が妙に早くて助かります
『今話題のキッドキラーという少年をご存知ですか?』
彼にはこれだけ情報を与えたら,すぐに察してくれるでしょう
イッテツ「江戸川コナン君だっけ……まさか,彼が?
でも確かに面影もあるしただの小学一年生があのキッドを追い詰められるわけが無い…」
流石チャイナタウンの情報屋をしているだけある……すぐに答えにたどり着いてくれた
『我々はそれを確かめるために人員を探してたんですよ
ですが,チャイナタウンにそんな事を向いている子供はいない』
全くカゲツさんも無茶言いますよ本当…
『ですがわたくしもカゲツさんに恩がありますし……しょうがない,受けましょう』
イッテツ「じゃあ俺も行く!
僕もカゲツ君にお世話になってるし!」
うん,決まりですかね
『カゲツさんに早速報告しなければ…』
涼葉「待て待て待て待て」
スタッと椅子から降りてカゲツさんの所に行こうとするとすーさんに止められた
涼葉「子供2人で行く気!?保護者とかいないと駄目でしょ!」
た,確かに……!!!!!!
ミサキ「……じゃあ私達が保護者になれば良くない?」
『とんだぶっ飛んだ事言いますね』
でもまぁ,アリかもしれない
工藤新一に探られるのは面倒ですし……
それからわたくし達は話し合ってミサキがイッテツさんの保護者,すーさんがわたくしの保護者となった
決めた後,直ぐにカゲツさんの所に向かった
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