テラーノベル
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🐤♀ ばーじょん
💎🐤♀『 好きの気持ち 』
水「りうちゃんって本当に可愛いよね〜!♪」
そう呟くのはりうらと同じグループに所属している、ほとけ。
りうらの所属しているグループは男女3:3の6人グループで、みんながみんなとても仲良しなグループだ。
そんな中でも目の前に居る、このほとけとないこっていう男メンバーが特にやばい。
なんか、りうらに対して溺愛してくる。
水「あー、でもないちゃんが『好き好き』言ってるのは許せないかな〜♪」
ないくんは「りうらは俺の妹。」とか言ってくるやつで恋愛対象としてみてる感じはないけれど、ほとけに関しては何を考えているのかよくわからないし本当に恋愛対象として見られている感じがして少しだけ不愉快。
…でも、りうらに対して冷たくされるよりもこうやって「好き〜!💕」ってやってくれる方がりうらにとっては安心かも。
愛想尽くされる方が怖いし。
赤♀「…ほとけさぁ、りうらのこと本当好きだよね。」
試しにそう呟いてみる。
普段ほとけの独り言には無視しているからかなにか返答したことに対してびっくりしているみたいで目を大きくまんまるにしている。
水「そりゃあ、りうちゃんのこと大好きだよ?」
水「だって可愛いじゃん………💕💕」
目をハートにして言ってきそうなほど顔を歪めてそう言ってくる。
それに対して恐怖すらの感情も込み上げてくる。
…でも、それが無くなるほうが多分りうらは怖がると思うけどな。
赤♀「ふーん……、じゃあさ……」
さっきまでソファーに腰掛けてた体を起こしてほとけの方に近寄る。
人差し指を口元に当てて小悪魔っぽくポーズを取る。
赤♀「りうらのことが本当に好きなら、キス。」
赤♀「出来るよね?♪」
そう言ったときにはもうスイッチが入ったみたいで、りうらの腰に彼の手が置かれていた。
end
🐇🐤♀『 通話 』
白「…っしゃ!」
胸元あたりでガッツポーズを掲げる。
先程、りうら対初兎ちゃんのゲーム大会が繰り広げられていて、ついさっき決着がついたところ。
そしてこのゲーム大会にはあることを賭けて戦っていた。
赤♀「うぇ〜、最悪なんですけど…」
白「ほら、いむくんに電話しなって〜♪」
ニヤニヤした顔でそう訴えてくる。
仕方なくポケットに入ってたスマホを取り出し、電話アプリを起動し、ほとけの名前を探す。
見つけ次第指を止めアイコンを開く。
白「ほな早く〜♪」
変わらずいたずらっぽく笑ってりうらのスマホの画面を見続ける。
それに1回ため息を付いて、電話マークを押す。
プルルルと着信音が2回ほど鳴ったとき、ほとけが電話に出る。
水「もしもし?」
赤♀「…あ、ほとけ〜?」
水「どしたの?なんかあった?」
普段電話じゃなくてメッセージ上で済ませるりうらだからこそ電話でかけてくるのがびっくりしたのだろう。
すごい心配そうに問いかけてくる。
それに対して少しだけ恥ずかしいが指定された台詞を使ってとっとと切ってしまおう。
赤♀「……すッッ、少しだけお話したかっただけ…////」
赤♀「じゃ、りうら用事あるから…またね。」
そう言って電話を切ると目の前にいた初兎ちゃんの表情が何故か曇っていた。
それに対して特になにも思わずさっき使っていたゲーム機を手に取り初兎ちゃんに声をかけようとしたとき、急にぐいっとりうらの体が引っ張られた。
赤♀「しょ…初兎ちゃん……??」
白「あかん、今ならいむくんを殺してしまいそうやわ……」
赤♀「は?ちょ…なに言ってんの…!?」
困惑してそう伝えると、頭をガッと掴まれる。
彼の唇とりうらの唇がふれあい、口内を彼の舌で支配される。
所謂キスというものは初めてしたし何事も初だから、頭がふわふわして息ができないのもどうでも良くなっちゃうくらい求めてしまう。
赤♀「しょ…ちゃ………」
ようやく口が解放されたかと思うと、今度はりうらの首元辺りにかぶりついてくる。
ジューと吸われる首元はジリジリ痛む。
白「…りうら、大好きやで。」
赤♀「………(目背」
end
🤪🐤♀『 甘いアイスの味 』
隣で永遠とタイピング音が聞こえてくる。
カチカチ…!と強めにタイピングされたかと思ったら机の上においてあったスマホを取り出しこれまた、すごい速さで文字打ちをする。
スポポっと音だけ聞いただけでもとんでもない量の文字を打って、とんでもない量の文章を書いているんだろうって思うと、思わず「うへぇ」ってなってしまう。
赤♀「………あ、まろ。アイス買ってきたんだけど食べる?」
さっきまろにおつかいを頼まれて、買いに行った湿布とともにアイスを差し出す。
それに対してまろは「後で食う。」とだけ言って少しだけズレた眼鏡をまたつけ直す。
その対応にりうらは思わずため息を付いてしまうが、まろはそれすら耳に入らないようで仕事を続ける。
赤♀「どこ、痛いの?」
青「ん。」
痛いところを片手で指を指す。
りうらが湿布を晴れる状態になるまで指を指し続けてくれるのは彼なりの善意なのだろう。
本当はいいやつなのに素っ気ないせいでたまに疲れる。
そんなのはりうらが1番わかってるはず。
赤♀「よし、少しだけビクッとするよ〜。」
よく、りうらが病院へ行ったときに言われる医者の言葉を真似て呟き湿布のテープを剥がし、まろにくっつける。
それにやはり冷たくてびっくりしたのか、体が一瞬震えるのがわかる。
それに対してなにか面白くなってしまってふふっ、と笑みがこぼれる。
青「…ありがと、」
赤♀「んーん、どういたしまして。」
そう言ってさっき買ってきた自分用のアイスを手に取り、カップを開け袋に入ってたスプーンでアイスを食べ始める
ひんやりとしたものが喉を通っていくのがわかる。
クセの強い匂いを口全体で感じ取る。
それが幸せでその感情が表情にも出ていたのかまろもなにか幸せそうな表情を浮かべる。
青「りうら、アイスちょーだい。」
目線はpcのままそう告げられる。
まろ用に買ってきたカップアイスを手に取り、差し出すと手ではけられる。
間違えたのかな。って思い、もう一度差し出すが結果は変わらずのまま。
青「りうらの、アイスちょーだい。」
『の』を主張して伝えられる。
こんの変態が。なんて思い浮かべながらりうらがさっきまで口ん中に入れてたスプーンでアイスをすくいまろの口の中に突っ込む。
赤♀「美味しいでしょ?」
青「いつもよりうんまいわ。」
end
🦁🐤♀『 夢 』
例えばこんな夢を見る時がある。
りうらの大好きな人がりうらに思いっきり抱きついてきて「しんどい」って…
泣きながらりうらにだけにも見せてくる弱みを、思いっきり見せてくれる。
どこぞの社長にも見せない、りうらと大好きな人だけの特別な時間を過ごすという夢。
赤♀「ん〜…」
大きく伸びる。
数時間眺めていたpcを閉じて、立ち上がる。
それにくいっと裾を引っ張られる。なんだ?と思い下を見ると長髪のうちの最年長がいた。
こんなに可愛いことをしてくるのに最年長だって、信じられないよね。わかる。
赤♀「どうしたの?アニキ。」
黒「…もう、終わったん?」
赤♀「うん?まぁ…そうだけど。」
そういうと心做しか犬耳が見える、可愛い、萌える。
まぁ、見て分かる通りりうらとアニキはお付き合いをしてます。
…まぁ、メンバーにも誰にも言ってない2人だけの秘密なんだけどね…笑
黒「ぅ……一緒に居ってや…」
赤♀「、笑…どした?甘えたですか〜?笑」
弄るつもりで頬を2回つっつくと頬をプクーとふくらませる。
そういうところが本当に可愛い、悶えるわ、これ。
黒「あともーちょい、もーちょいやから………な?」
赤♀「え、全然いいけど…笑」
そういうと明らか嬉しそうな顔色を見せる。
何処まで可愛いんだこの漢は………
でも、本当は違う。
みんなから「強い」「かっけぇ漢」だとか言われる、けど本当は弱いんだよこの人は。
だからさっきみたいに甘えてくるときだってある。
黒「………」
でもりうらにでさえ弱みを見せてくれない。
1人で抱え込んで1人で爆発して1人で潰れる。
毎回、毎回抱え込みすぎるなとは言ってるんだけど…やっぱりりうらが最年少なのもあってか、中々相談しに来てくれやしない。
そのため、影でコソコソ泣いているのを見ていると心配を通り越して怒りが込み上げてきそうに鳴る日もあった。
赤♀「なに泣いてんの」
今回はたまたま鉢合わせてしまってあちらも気づいてしまった様子。
これを無視するなんて恋人、ましてや同じメンバーとしてどうかという対応。
本人がそっとしておいてほしかったとしてもこの際だから本音を伝えてみよう。
黒「…泣いてな…っ…!」
なんて嘘ついてくる。
どこまで自分が弱っているところを見せたくないんだこの人は。
別に…誰も嘲笑ったりしないのに。
赤♀「……じゃあ涙出てる。」
黒「…………」
そう呟くと静かに大量の雫がアニキの目からこぼれ落ちる。
それにそっと静かに抱き寄せると、また声を押し殺して泣き続ける。
例えばこんな夢を見る時がある。
大好きな人がりうらに抱きついてきて「いつもありがとう」って笑顔で伝えてきてくれる。
その笑顔と一緒に込み上げてる思い出の中には一緒に泣きあった日、片方が泣いて片方が支える日。
そんな日々を共に過ごしてきたこと。それが溢れ出てくる「いつもありがとう。」って言葉。
「………ありがと。」
end
( おまたせしました 、、、、 !!( えぐい短いです ) )🍣🐤♀『 かっこいい俺 』
ガチャと目の前の扉が開かれる。
そこから出てきたのは見覚えのあるピンクで気怠そうな声で「おっすー」って声かけてくる。
すぐに自席についたかと思ったら「ふわぁ」っておっきなあくびをする。
その光景を眺めているりうらにとっては、これが微笑ましく思えてきてつい笑ってしまう。
なるべく小さくしたつもりだが聞こえてたみたいで涙目でこちらを1回見てくる。
赤♀「あ、そうだ。」
赤♀「ないくん、最近筋トレ始めたんだって?」
噂に聞いたことを本人に聞いてみる。
もし嘘だったとしても筋トレさせる。絶対に。
桃「あー、まぁちょっとだけね…?笑」
赤♀「でもどしてなの?ライブ近いわけでもないし……笑」
同じメンバーのアニキとかまろとかはよくライブが近づいてきたら体を整えるイメージが有る。
まぁ、アニキは常日頃から整えているがまろとかないくんがライブの予定もないのに体を仕上げ始めるなんてしないに等しい。
それなのにないくんが筋トレをし始めるなんて珍しいにもほどがある。
桃「えー、かっこいい俺でありたいじゃん。」
なんてないくんらしい言葉で返される。
そんなないくんに惚れたのはりうらなんだよ。
…そんな考えを浮かべると淡い期待しか込み上げてこなくて、つい口角が気持ち悪いくらい上がってしまう。
桃「…なに笑ってんの。」
赤♀「いや別に〜?」
桃「…………あ、腹筋割れ始めたの、見てくれる?」
そう言って上着を脱ぎ始めた彼の姿をとてもじゃないが直視できるほどじゃなかった。
end
コメント
9件
やばいだいすし過ぎる 、😭💞 終わり方 が 特に すこ過ぎます 、👊🏻💘
可愛い~ 赤組大好きだから嬉しい
いちこめ