侑 『角名っ!!はよ行こ!!』
角名 『う、うん。』
太陽みたいな笑顔で笑う君が愛おしくて
*
*
こんなにも好きになったのは
*
*
いつからだろう。
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侑 『なぁなぁ 角名~』
角名 『ん?どうしたの』
侑 『いやー、もう少しでさサムの誕生日やんかぁ〜。』
角名 『え、何。遠回しに自分の誕生日ってことが言いたいの?』
侑 『嫌!ちゃうちゃう(笑)
あのさ、サムの誕生日プレゼント、まだ
買っとらんくてさ、一緒についてきて欲しいなって!!!! 』
角名 『…え、やだよ。めんどい。
1人で行けばいいじゃん』
侑 『お願いやっ! ついてきて欲しいねん!
角名しか居らんねん、!』
侑はずるい。 どうやって言ったら俺が頷くのか分かっている。
角名 *『……分かったって。行く*』
侑 『よっしゃ ありがとさん!
角名好きやでぇー 』
ギュッ )) 抱きつく
角名 『ドキッ 、』
ホントそう言うのやめて欲しい。
1人で舞い上がっちゃうから。
*
*
知ってる、侑は片割れの治が好きだってこと。
*
*
だから、今回2人で出かけるのも、
女子で言う
『好きな人に誕生日プレゼントあげたいんだけど、どんなのがいいのか一緒に選んでくれない!?』 ってやつだろう。
*
*
イコール俺は、侑の恋を応援するという事になる。
それは、侑の事が好きな俺にとっては心苦しかった。
なんで兄弟のことが好きなのか、
そもそも同性同士でも変な目で見られる時代だ。
よりにもよって兄弟って、、
ただ断れる訳もなく、 その 治の誕生日プレゼントを買いに行く日を待つしかなかった。
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侑 『あっ、角名!!こっちこっち!!』
侑との待ち合わせの時間よりも、ちょっと早めに来たつもりだが侑はもう来ていた。
侑の周りには、1人で待っている男の人や、女の人がいる。 きっと彼女、彼氏 を待っているのだろう。 なんせ此処は 、カップルで待ち合わせするのに最適な場所だからだ。
その中で1人こっちに手を振っている金髪、 傍から見たらカップルに見えるかもしれない。そんなことを思いながら、侑に近寄った。
角名 『ごめん、遅くなった』
侑 『遅なってはないで? 俺が早すぎたんやっ』
俺も今のは、間違えたな と 思ったが 侑の笑顔を見るとどうでも良くなって、『ふっ 、確かに』
とだけ言って 、 侑の手を掴み 『早く行こ』
と侑を急かした。
カップルの邪魔になるかも と思った気持ちもあったが、 侑にそっくりな銀髪の彼を 見逃すわけ無かった。 尾白先輩と一緒にいたので、 向こうも侑の誕生日プレゼントを探してるのでは?
と思った。
同じとこに集合するって、やっぱ双子なんだな
と感心する気持ちもあり、 嫉妬する気持ちも少し……
“侑との時間を邪魔されたくない”
と思い、侑が気づく前に2人から遠ざけておこう。 そう、心に誓った。
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侑 『なぁ、これええとおもわん!!?
あ ! それかこれ!』
角名 『オッホホw 似合ってんじゃんwでもそんなの要らないでしょw 』
侑が手に取ったのは ユ〇バに付けていくような
カチューシャだった。
正直言うと めっちゃ似合っている。
その上 『こっちは、どぉ?似合う~?』と上目遣いで
聞いてくるのだ。
角名 『可愛いね、』
ふと無意識に思ったことを口にしてしまった。
侑 『あぁ~、やっぱり!? 角名もそう思う!?』
どうやら今言った言葉は、カチューシャの事だと思ったらしい。鈍感で助かった、 もし侑にこの気持ちがバレたら 侑を困らせるだけだから。_
普段はそんなに顔に出ないタイプだと言われる俺だか、 思ったよりガン見してしまっていたみたいで、
侑 『そ、そんな見んなや//』
と言って、カチューシャをはずした。
少し顔を赤らめて言っているのが、ホントに愛らしくて、もっと照れさせたくなる。
双子達は、基本自分に似合うかどうかで プレゼントを買っているらしい。 それでも、相手が丁度欲しかったものや、好みのものを毎年プレゼントできていると言うのだから、ホントに仲の良い双子だと思う。
侑 『でも、俺は似合うけどサムが付けとんのとか想像出来んし(笑 やっぱ服とかにしよかなぁ~
*よし!角名!次の店行くで~!*』
角名 『う、うん。』
俺のこの気持ちは、
墓場まで持っていく、
つもりだった。
——–キリトリ線——–
侑はいつも治となんかあると 俺に相談してきていた。 話してる時は、笑顔になったり悲しそうな顔をしたり怒っていたり…
侑の話を聞いているだけで、どれだけ侑が治の事を好きなのかが分かる。
俺の入る隙なんてない。。。
けど、治は 飯の話が大半で、 侑の話になっても悪口ばっかりだ。
もし、治が侑の事を好きじゃないんだったら
*俺にチャンスは有るのだろうか*。??
——–キリトリ線——–
侑 『__なぁ、 聞いとる?角名~!?』
角名 『 あ、えと、ごめん。ボーとしてた、
何だっけ?』
侑 『大丈夫か?、すまんなぁ、 色々連れ回して
もて、…しんどない? 買うもん決まったか
ら、買ってくる!角名は此処で座って待っと
って!!』
普段だったら、何とも思わないだろう。
けど、侑の行動一つ一つが可愛くて、
心配してくれている顔も 、嬉しそうな顔も
全部俺だけ知ってればいいのに と思って、
今日俺を誘ってくれて嬉しくて、
けど これは、全部治の為にしてる事なんだ
と思ったら、やっぱり苦しくて、
いろんな感情が混ざりあって
少しキレ気味で言ってしまった。
角名 『ねぇ、侑。 もう俺限界。 』
侑はポカンとしていた。
俺はふと我に返り 、やめようと思ったが、
口が勝手にひらいて止まらなかった。
角名 『俺、今まで黙って侑の話を聞いてきたけど、 ホントは苦しかった。 …俺 侑の事が好きだから。 この気持ちは墓場まで持っていくつもりだったんだけど、 もう我慢できなくて、 。 』
侑は、俺の話を黙って聞いてくれていた。
*
*
ちょっと驚いた表情をみせ、何か言いたげだったが、言葉がでないと言う感じだった。
*
*
角名 『でも、侑が治の事を好きなのは知ってる。 俺の事眼中にないのも。 、 だから、 ごめん…
今からする事を許して欲しい…
もうコレで、キッパリ諦めるから、、、』
そう言い、 どうしたらいいのか全く分かっていない侑に近ずき 顔に手を添え、 優しく 口にキスをした。
___
((ドサッ _))
!?
ものを落とした音に驚いて 視線だけそっちの方に向けると、
今キスをしている方の片割れ 、
銀髪の 彼の姿があった。。
その事に 侑はまだきずいていない。
ただ 俺の事を見つめて、
驚いているだけだった。
……To be continued.
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はい! こんにちわ! ゆ~✾ です!!
初めて書いたので 変なとこ多いですが、
最後まで見て下さりありがとうございます!!
では、 また見てください~!!!!
コメント
7件
こういう三角関係大好き。続き楽しみにしてまーす
やばいめっちゃ好き 続き楽しみ(* 'ᵕ' )☆
主さん神やな( ˙-˙ ) もうやばいニヤニヤが止まらんわw 続き待っとるな〜