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あの日から日に日に、いるまの奈津に対する行動は酷くなっていった。

物を隠すなど軽めのものから、暴力にまで様々だった。

中でもいちばん厄介なのは噂だ。

根も葉もなかった噂は、広まるといずれ事実となってしまう。

周りの人はそうして、いるまの方に寄っていく。


そして、いるまはノリにのっている時期。

初夏、鮮やかな葉が窓から見えるころ。

奈津も、ある噂を聞いてしまった。

「いるまは昔、いじめられていた」、という。

___なんとも人間らしくて、なんとも醜い。


廊下に、信じられないほど大声で話すいるまがいた。腕まくりしたシャツから見える細い腕。意外と華奢で小柄な身体。


今思えば、奈津はずっと目で追っていた。見下すような顔も、細い背中も、紫の髪の毛も。

「おい。何見てんだよ。なめてんの?」

そうやってこちらを睨む。_そう、その目も。


昔、周りの子が話していたことがあった。そんな曲も流行っていた気がする。

自分には関係ないと思っていたけれど、こんなところで体験するとは。

自分は、

宇宙一の変わり者だろう。




愛。





醜い貴方が、好きなの。

愛して♥して✘‎して

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コメント

2

ユーザー

今回も文が天才でした...(? こういう系助かりますわ...☆ 続きも楽しみです!!

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