テラーノベル
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「ねね、天照さん。ちょっといい?」
私、天照和子が振り返るとそこにはよっちゃん先生(実は優秀な魔法使い)がいた。
「なんでしょう?」
「あのね、実は狸原さんと僕で奇病の研究をしているんだ。それを天照さんにも手伝ってほしくて。」
「なるほど。」
狸原は「陣」の成績が学年トップ(もしかしたら生徒一しれない)だからな。
そして次席の私に声をかけたということか。
まあ、あの騒がしいクラスにいるよりかはこちらにいた方が居心地が良さそうだ。
「わかりました。お引き受けします。」
「ほんと!?よかったぁ。それで奇病ってのは…」
ーピーンポーンパーンポーン
『吉田先生、吉田先生、職員室までお戻りください。』
「ごめん、呼ばれちゃった。陣実技研究室まで来てくれる?詳しいことは狸原さんに聞いてくれるかな。」
そう言い先生はたたたっと早足で職員室に戻っていった。
『陣実技研究室』
そこは、関係者以外立ち入り禁止の場所だ。
何をしているのかと思っていたが、奇病の研究をしていたとはなァ
そりゃあ関係者以外立ち入り禁止になるだろう。
「和子。どこ行くんだよ。」
研究室に向かっていると、狐屋コオリに呼び止められた。
「今から礼くんのいる陣実技研究室に行くところだが。」
するとコオリはなぜか口をへの字に曲げる。
「…礼のとこ行くのか。ならオレも行く。」
「でもキミは呼ばれてないだろう?」
「別にいいだろ。」
何がどうしていいのだか知らんが、まぁ好きにさせておこう。
コンコン、ガララ
「天照さんですね。あれ、先生は?」
「よっちゃんなら校長に呼ばれていたぞ。」
「なるほど。
で、どうしてバカさまがいるんです?」
「別にいーだろ」
二人がにらみ合う。
おっと、ここでコンコンポンポコ合戦勃発か?
と思ったものの、どちらも目線だけで合戦を終わらせた。
「さて。詳しいことは礼くんに聞けと言われたが。」
「まったく。いいかげんなひとですね。」
少しうんざりしながらも、礼はそこら中に積まれている本の中の一冊を取り出し、説明を始めた。
「まず、奇病とは何かご存知ですね?」
うむ。これは「陣」で少し習ったぞ。
「たしか、魔界の病気だったよな?」
「そうです。魔界は空気も酷く到底僕たちが行けるような場所ではない。だから、治療法が見つかっていないものも多いんです。死亡者も多い。」
で、それを研究しているといったところか。
「僕たちは、今十何種ほどの奇病を研究しています。
あと、例外も多く存在します。知ってますか?」
例外?つまり、魔界のウイルスが原因ではないということか?
「知らないが。」
「有名なのは花吐き病ですね。片思いをこじらせすぎるとなるそうですが。
これは両思いになると治るだかなんとか。」
ほう。まあそれなら心配ないだろう。
なんだか恋愛マンガでありそうなシチュエーションだな。
それにしても、花だかなんだか知らんがロマンチックそうで死者が出ているとは。
コンコン、ガララ
「天照さんですね。あれ、先生は?」
「よっちゃんなら校長に呼ばれていたぞ。」
「なるほど。
で、どうしてバカさまがいるんです?」
「別にいーだろ」
二人がにらみ合う。
おっと、ここでコンコンポンポコ合戦勃発か?
と思ったものの、どちらも目線だけで合戦を終わらせた。
「さて。詳しいことは礼くんに聞けと言われたが。」
「まったく。いいかげんなひとですね。」
少しうんざりしながらも、礼はそこら中に積まれている本の中の一冊を取り出し、説明を始めた。
「まず、奇病とは何かご存知ですね?」
うむ。これは「陣」で少し習ったぞ。
「たしか、魔界の病気だったよな?」
「そうです。魔界は空気も酷く到底僕たちが行けるような場所ではない。だから、治療法が見つかっていないものも多いんです。死亡者も多い。」
で、それを研究しているといったところか。
「僕たちは、今十何種ほどの奇病を研究しています。
あと、例外も多く存在します。知ってますか?」
例外?つまり、魔界のウイルスが原因ではないということか?
「知らないが。」
「有名なのは花吐き病ですね。片思いをこじらせすぎるとなるそうですが。
これは両思いになると治るだかなんとか。」
ほう。まあそれなら心配ないだろう。
なんだか恋愛マンガでありそうなシチュエーションだな。
それにしても、花だかなんだか知らんがロマンチックそうで死者が出ているとは。
まあ我々には魔界の免疫など持っていないしな。
「まあ、そんなカンジです。朝、中休み、放課後など、時間があるときに来てもらったら大丈夫です。
それと、このケースは、決してあけないように。中が漏れると大変ですから。」
「承知した。」
ーキーンコーンカーンコーン
「コオリくん、チャイムがなったぞ。行こう。」
…ねている寝不足なら寝かせてあげたいが、授業が始まってしまう。
「おーいコオリくん?」
「…わこ?」
「チャイムがなったぞ。」
顔を覗き込むと、急に顔があかく染まった。
「…熱でもあるのか?」
「なんでもねぇ」
大丈夫なのか?まあ本人が言うならそうなんだろう。
ーキーンコーンカーンコーン
やばい、チャイムが….
だがなり終わるまでに教室に着けばセーフ!
全力で走り、ギリギリ我々はチャイム着席に成功した。
が。
生活指導の先生に怒られたのは、またベツの話。
コメント
1件
あおいです🌈 第2話、拝読しました!よっちゃん先生から奇病の研究のお誘いが来て、和子さんがすんなり引き受けるところ、すごく彼女らしくて好きです。コオリくんが「礼のとこ行くならオレも行く」って粘るところとか、礼くんとコオリくんのにらみ合いの空気感も楽しかったです。それにしても花吐き病、ロマンチックなのに死者が出るっていうギャップがゾクッとしました。これから和子さんがどんな研究に関わっていくのか、続きが気になります!