長尾「晴〜藤士郎〜終わった〜?」
弦月「終わったよ〜」
「こっちも終わったー!」
あ〜やっと終わった〜!
弦月「帰ろ〜!」
長尾「イェーイ!」
「ちょ、うるさいって!」
全くこいつはなんなんだ…
まぁ…終わったからテンション上がるのはわかるけどさぁー
長尾「そういえばさ、晴って時間大丈夫?」
「え?時間?」
弦月「今日も研究あるって言ってたよね?」
「あ”」
そうだ…今日研究あるんだ。
弦月「最近ずっとしてるけど、大丈夫?」
「大丈夫、モンエナ飲んでるから!」
長尾「それ大丈夫じゃねぇーぞ〜」
弦月「ちゃんとご飯食べて、ちゃんと寝て!」
「今日中には終わると思うから!」
そう言って俺は早足で研究所に向かった。
「また失敗…」
これで何回目だ…?
軽く50は超えてるよな…
弦月の言う通り…少し休んだほうがいいかな
いや、今日中に終わらせて明日ゆっくり休もう。
長尾side
弦月「晴君…まだかな」
「心配しすぎだって!あいつなら大丈夫だよ」
弦月「そうかな…」
「でもほんとに最近おかしいよな…」
弦月「うん…帰ってくるのも夜中だし…」
なにもないといいんだけど…。
甲斐田side
「また失敗だ…っ!」
ついイラついて、近くにあった道具を割ってしまった
「あぁ〜!やっちゃった…」
なんで失敗ばっかりなんだろ…
弦月も長尾も失敗なんてしないのに…
「…う”っ…」
俺は思わず、そこで吐いてしまった。
「はぁ”っ…はぁっ…」
呼吸が荒くなってくる。
喉が渇いた…モンエナ、あったかな
幸い、冷蔵庫の中に一つだけあった。
ゴクゴクゴク…
研究所で1人、音をたてながら飲む。
「続けなきゃ…」
歩こうとした瞬間、異変を感じた。
歩いているはずなのに、進んでいない。
「は…?w」
思わず笑ってしまうほど、体が言うことを聞かない。
その瞬間目の前が暗くなり、俺はそこに倒れた。
弦月side
「…遅くない?」
長尾「だな…」
遅い。あまりにも遅すぎる。
「研究所行ってみようよ、」
長尾「また怒るじゃんあいつ」
「まぁ…晴君も大変なんだろうな」
長尾「あいつ、大丈夫かな」
研究所につき、扉を開ける。
ガラガラという少し引っかかった音をたてて扉が開く
目の前には、割れた実験用具と
晴くんが倒れていた。
「晴くんッ!」
長尾「晴!大丈夫かッ…!」
甲斐田side
「ん、?」
久しぶりによく寝たな…疲れてたのが少し楽になったかも…
長尾「晴…?」
弦月「起きたの、晴くん」
「んえっ…?起きたよ?」
長尾「よかったぁぁぁぁぁぁぁぁ…!」
弦月「よかった…」
「は、はぁ…」
弦月「晴くん!」
「はい!?」
弦月「今日から2週間、研究禁止ね」
「は…!?」
長尾「当然だろ、無理する方が悪い」
「いや、そしたらおわんないじゃん!?」
弦月「晴くん、もう一つ」
弦月「晴くんは1人じゃないからね」
長尾「我慢せずに俺らに言えよ。」
『俺たち/僕たち、仲間でしょ』
…!!
弦月「だから、もう無理しないでね」
長尾「無理したら今度こそ許さない」
「…わかってるよw」
あぁ…幸せだなぁ…
第3話
人物:甲斐田晴
『家族のような存在』
終
コメント
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初 コ メ 失 礼 し ま す っ ! 🙇🏻♀️💓 こ の 連 載 一 気 読 み し て し ま い ま し た ! ⸜🙌🏻⸝ す ご い 好 き な シ チ ュ ば か り で 運 命 感 じ て ま す ( ? ) も し 受 け 付 け し て 下 さ っ て い る の で あ れ ば リ ク お 願 い し た い で す っ !