TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

日が当たる。その日の照りように目が覚める。カーテンの隙間から日が差していた。

『朝だなぁ』

H歴が終わった今ボク「飴村乱数」は生きている。伸びをし目を覚ますため洗面所へ向かう。いつもの手馴れた日々だった。

『やば、これ流月に怒られるタイプだ』

時間は待ち合わせ時間の数十分前、遅れたらどんな反応をするのか…怒られる予感しかしない

『ま、まぁ何とかなるでしょう!』

そんな根拠もない言葉を信じて支度を始める。

✩.*˚✩.*˚✩.*˚

待ち合わせ時間から5分遅れた時間。彼女は静かに空を見上げていた。その中でボクは手を伸ばして彼女の名前を呼ぶ。名前を呼ぶと彼女は笑ってこちらに気がついた。

『飴村さん!』

ボクの大切な人「愛心 流月」はとても可愛らしい。純粋に自分の思いだろうが本当にその通りだ。

『ごめん待った?』

『いえ!全然!』

お決まりのような会話だ、だが本当は待っていたことはボクにはお見通しだ。でもこの前そう言った結果がそんなことないと言い続けていたから今日言ってもまた同じことだろう。

ボクは彼女の腕を引っ張る。行くところの予定はもう立てている。

『ほら!行こ!』

『は、はい!』

腕を引っ張られたことにビックリしたのか彼女の声が少し裏返った。彼女は男装をしてもバレないぐらい元の声が低めだ、そのためか高い声が新鮮に感じる。

『緊張してる?』

からかうようにボクは聞く、彼女は恥ずかしがるような素振りを見せながら顔を隠した。

『何回かデートしてるくない?』

『デートじゃないです、お出かけです!』

彼女はよく”お出かけ”と言うがいつもボク達がやっていることは”デート”としかボクは思えない。幻太郎達が「デートはどうだったか」と聞くといつも「お出かけです」と否定を続ける。

頬が赤くなった彼女は「もう知らない!」とボクに背を向けた。

『ごめんって、ほら行こ!』

彼女は口を膨らませたままこちらを向いた。

『パンケーキ……』

『この前言ってたね!今日ちょーどそこ行くからね!』

『なら許します』

膨らんでいた口が笑みへと変わっていく。笑顔になったところで悪いがボクは彼女の手を引っ張って走り出す。

『あそこ人気お店みたいだから!』

人気のため一応急いだ方がいいと思う。流月のSNSを見る限り結構な量の写真があった。だが他の人達と違って投稿されている写真が少ないことから捨てたりなんてことは必ずない。あとは大体の写真がボクと行った店なのも根拠の1つだ。

(喜んでくれると嬉しいなぁ)

こうやって1つの思い出を増やしていく。それだけで幸せなのだ。でも最近不思議に思っていることが1つあった。

(最近はSNSやってないんだよね…)

近頃SNSを覗いて見ても流月は投稿をしていない、ましてやいいねなどもつけていないから恐らく浮上もしていないのだろう。

『変なの…』

小さな声で呟いた。でもきっと最近はそんな気分じゃないだけ、そう自分に言い聞かせてこの時間を楽しむことにした。でも本当に最近は

流月が流月じゃなく感じる

loading

この作品はいかがでしたか?

100

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚